新シーズンに向け準備万端なピストンズのシューター、ラングストン・ギャロウェイ「かなり燃えている。爆発する準備を整えられると分かっている」

NBA Japan

新シーズンに向け準備万端なピストンズのシューター、ラングストン・ギャロウェイ「かなり燃えている。爆発する準備を整えられると分かっている」 image

📺 1か月間無料で見放題 スポーツ観るならDAZN

2017年のデトロイト・ピストンズは、フリーエージェント市場で、レジー・ジャクソンがひざの手術から完全に戻れなかった場合に備え、多くの出場時間を見込めるポイントガードを必要としていた。ケンテイビアス・コールドウェル・ポープをFAで失った場合に備え、同じく出場時間をこなせるシューティングガードも必要だった。

そしてピストンズは、それらの選手たちがロスターやサラリーキャップの現実にも見合うことを必要としていた。候補者は非常に限られる。

狙ったのは、ラングストン・ギャロウェイだった。ピストンズは“積極的な”3年契約で、デマーカス・カズンズのトレードの一部としてニューオーリンズ・ペリカンズからサクラメント・キングスに移籍していた当時3年目の彼を手に入れた。

だが、12月に足首の挫傷で約3か月を離脱するまで、ジャクソンはほぼ完全な復帰を果たし、ピストンズはエイブリー・ブラッドリーをトレードで獲得できる可能性に飛びついた。

こうして、ギャロウェイはシューティングガードのポジションでレジー・ブロックや新人ルーク・ケナード、ブラッドリーらと控えの座を競うことになった。あるいは、ジャクソンやイシュ・スミスが多くの時間に出場した際にポイントガードを務めることになった。

ケナードの地位が上がり、ブロックがシューターとしての地位を固め、ジャクソンの復帰が近づいた3月上旬までに、ギャロウェイのポジションはベンチになった。安定した出場時間を得られない中で、武器である3ポイントショットも安定を欠いていった。

だが、それでギャロウェイが意気消沈したと考えているのであれば、考え直すべきだ。

ギャロウェイは「それによって燃えたんだ」と述べている。

「自分にはまだ鍛えるべき欠点があるということだったんだ。もっとうまくなり続けなければいけない。プレイできないときも、僕はジムにいた。コートに立つための方法を見つけようとね。絶対に僕は折れない。すべて終わりだなんて絶対に言わない。僕は戦い続ける」。

ギャロウェイに投資したのは前上層部だが、本人は自分の3Pと気持ちの切り替えの早さが、ドウェイン・ケイシー・ヘッドコーチの構築しようとしている攻撃に理想的にフィットすると考えている。ケイシーHCはできるだけ多くのオープンな3Pを打つ攻撃をしようとしているからだ。

ケイシーHCが重視することは夏に指揮官やアシスタントコーチたちと話し合ってきた選手たちに伝わっているとギャロウェイは考えている。トレーニングキャンプの前にデトロイトに戻って来た選手たちとの自主練習では3Pが飛びかったのだ。

ギャロウェイは「僕たちのプレイはすごいよ」と笑顔で話す。

「早くシュートを打とうとしている。プルアップやフローターじゃない。フィニッシュできるならフィニッシュするんだ。今年の僕らは3Pをたくさん増やしていくだろう。それで僕はかなり燃えている。自分が爆発する準備を整えられると分かっているんだ」。

ギャロウェイによれば、ケイシーHCが引き合いに出したのは、ベンチ要員のスコアラーとしてトロント・ラプターズが昨年夏に獲得したC.J.・マイルズだ。昨季のマイルズは1試合平均出場19.1分とこの10年で最少だったが、3Pは平均6.5本と自己最多だった。

また、ケイシーHCがラプターズでベンチメンバーもどんどん起用し、厳格なローテーションパターンにこだわらなかったことも、ギャロウェイは見逃していない。

「(ピストンズのリザーブ候補たちにとって)大きな自信になる」とギャロウェイは述べた。

「誰がコートに立っているかは重要じゃないと分かっている。コーチは勝ちたいだけだ。競って、勝つための道を見つけるだけ。それが僕のやり方だ。選手たちが貢献し続けるのなら、大事なのはそれだけさ。僕は本当にワクワクしているよ」。

この夏、ギャロウェイと妻には第一子が生まれた。ギャロウェイは朝4時に起きて子どもの面倒を見て、朝6時にトレーニングのためジムへ向かう。

ギャロウェイは「(昨季の)最大の教訓は、自分には改善すべき足りない点がたくさんあったということだ」と言う。

「ラインナップに入るためには、そこを鍛えなければいけなかった。この夏はすごかったよ。もっと強くなるためにトレーニングした。守備のアサインや、より速く反応できるようにしたり、ショットを決められるようにとね。それがNBAでコートに立ち続けるために大事なんだ。去年から確実に学んでいる。僕は多くを学んだ。それをうれしく思っている」。

原文: His fire fueled, Langston Galloway ready to get going in Casey’s 3-point attack by Keith Langlois/Pistons.com(抄訳)


🏀 NBA 2018-19シーズンをRakuten TVで楽しもう

📺 1か月間無料で見放題 スポーツ観るならDAZN

NBA Japan

NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ