マイアミ・ヒートが4月1日(日本時間2日)のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦から、アリーナ下部に、新型コロナウイルス感染予防ワクチン接種済みのファン限定エリアを2箇所設置することを発表した。『AP』のティム・レイノルズ記者が詳しく報じている。
同エリアでもマスクの着用は必須となるが、ソーシャルディスタンスのルールなどが他エリアよりも軽減される予定だ。
ヒートのエリック・スポールストラ・ヘッドコーチは「すでに物事がポジティブな方向に進め始めている感覚がある」と話す。
「アリーナ内の環境もすでに変わっている。シーズン開幕後の数試合、人が誰もいない試合は本当に不気味な体験だったのを覚えているよ」。
ワクチン接種済みエリアに入場するファンは専用のゲートを利用し、接種を証明するカードと有効な身分証明書が必要となる。観戦する試合から最低14日以上前にワクチンを接種していることが条件だ。
ヒートは数週間前から少人数のファン観戦を解禁しており、ニューオーリンズ・ペリカンズとアトランタ・ホークスとともに、何人かの選手とスタッフがワクチン接種を開始したことを公表しているチームだ。
NBAのルール上、ワクチンを接種することができない子供が同エリアに入場することは、両親が接種していたとしてもできないこととなる。リーグはさらに、売店やトイレ・化粧室などもワクチン接種者専用の場所を設けることを推奨している。