ヒートとホーネッツがトレード ラウリーとロジアーが移籍

坂東実藍 Miran Bando

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1月23日(日本時間24日)、マイアミ・ヒートシャーロット・ホーネッツがトレードを発表した。

トレード内容は以下のとおりだ。

ヒート獲得

  • テリー・ロジアー

ホーネッツ獲得

  • カイル・ラウリー
  • 2027年のドラフト1巡目指名権(ロッタリー保護条件つき、譲渡されなければ保護条件なしの2028年1巡目指名権に)

ロジアーは2023-2024シーズン、ホーネッツで30試合に出場(全試合先発)。平均35.5分間のプレイで23.2得点、6.6アシスト、3.9リバウンド、1.07スティール、フィールドゴール成功率45.9%、フリースロー成功率84.5%を記録している。平均得点、アシスト、FG成功率、FG成功、FT成功はいずれも自己最多・自己最高の数字だ。

今季のロジアーは1試合を除く29試合で二桁得点をあげており、21試合で20得点超、6試合で30得点超、1試合で40得点超を記録。12月29日(同30日)の敵地でのフェニックス・サンズ戦では、今季自己最多の42得点、8アシストを、3ポイントショット成功8本をマークした。ターンオーバーなしでこれらの数字を達成したのは、NBA史上3人目だ。

また、ロジアーは今季の20試合でチーム最多アシスト、13試合でチーム最多得点、7試合でチーム最多スティール、4試合でチーム最多ブロック、1試合でチーム最多リバウンドを記録している。自己最多の13アシストを3試合で達成しており、第4クォーターの平均得点で今季リーグ5位につけている。

2019年にケンバ・ウォーカーのトレードでボストン・セルティックスからホーネッツに加入したロジアーは、ホーネッツでの5シーズンで298試合に出場(全試合先発)。平均20.0得点、4.3リバウンド、4.7アシスト、1.2スティールを記録している。得点は球団史上5位。3P成功とスティールは同10位の数字だ。

ロジアーはセルティックスでの4年で常にポストシーズンを経験。イースタン・カンファレンス・ファイナルを2回戦った。9年のキャリアで通算570試合に出場(先発328試合)。平均14.1得点、3.9リバウンド、3.6アシスト、1.0スティールを記録している。

一方、ラウリーは今季、ヒートで37試合に出場(先発35試合)。平均8.2得点、3.5リバウンド、4.0アシスト、1.1スティールを記録している。2シーズン半在籍のヒートでは、2022年にイーストのカンファレンス・ファイナル、2023年にNBAファイナルを戦った。レギュラーシーズンの155試合に出場(先発142試合)。平均11.4得点、5.8アシスト、4.1リバウンド、1.05スティールをマークしている。

18シーズン目のラウリーは、通算で1115試合に出場(先発866試合)。平均14.4得点、4.3リバウンド、6.2アシスト、1.3スティールを記録している。オールスター選出6回。2015-2016シーズンにオールNBAサードチームに選ばれ、2019年にトロント・ラプターズでNBA優勝を果たした。

坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。