マイアミ・ヒートは1月14日(日本時間15日)、球団のレジェンドで、ネイスミス・メモリアル・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(以下、殿堂)入りしているドウェイン・ウェイドの永遠のレガシィ(遺産)に敬意を表し、フロリダ州マイアミのカセヤ・センターの前にウェイドの銅像を建てることを発表した。
2024年秋にお披露目セレモニーが予定されている。
ヒートのパット・ライリー社長は「2020年2月に永久欠番とした時、私はドウェインが永遠にこの球団の顔だと言いました。それは本心からだったのです」と話した。
「ドウェインのレガシィはマイアミ・ヒートのみならず、(Miami-Dade County/マイアミ・デイド郡とかけ)Miami-Wade Countyにとって非常に大きなものです。そのレガシィを記念すること以上に、彼をたたえる方法はないと思います」
ヒートはFine Art Studio Rotblatt Amranyの彫刻家Omri AmranyとOscar Leonがウェイドの銅像を制作すると明かした。Amranyはシカゴの「マイケル・ジョーダン・スピリット」や、シャキール・オニール、ダーク・ノビツキー、カリーム・アブドゥル・ジャバーなど、引退したNBAのスターなど数多くの作品を、Leonは野球の殿堂入りしているネリー・フォックスの銅像などを手がけている。
ウェイドはプロキャリアの16シーズンのうち15シーズンをヒートでプレイし、NBA優勝3回を経験。NBAファイナルMVP受賞、NBAオールスターMVP受賞、オールスター選出13回、オールNBAファーストチーム選出2回、オールNBAセカンドチーム選出3回、オールNBAサードチーム選出3回、オールディフェンシブ・セカンドチームSN出3回、オールルーキー・ファーストチーム選出。週間最優秀選手受賞19回、月間最優秀選手受賞6回など、数々の名誉を手にした。
ウェイドはレギュラーシーズンの1054試合に出場(先発909試合)。平均33.9分間のプレイで22.0得点、5.4アシスト、4.7リバウンド、1.54スティール、フィールドゴール成功率48%を記録。マイケル・ジョーダン、レブロン・ジェームズとともに、通算2万得点&5000アシスト&4000リバウンド&1500スティール&800ブロック&3ポイントショット成功500本超を達成したNBA史上3人のひとりだ。異なる10球団を相手に1000得点超をあげている。
ウェイドは2004年から2010年まで6年連続でヒート最多の得点と平均得点を記録。6シーズン連続はヒート史上唯一の記録だ。970試合で二桁得点をあげ、20得点超は628試合、30得点超は220試合、40得点超は34試合、50得点超は3試合だった。
チームUSA(アメリカ代表)で金メダルと銅メダルも獲得したウェイドは、2023年8月12日(同13日)に殿堂入りを果たしている。