11月13日(日本時間14日)にTDガーデンで行なわれたワシントン・ウィザーズ対ボストン・セルティックスの一戦は、ケンバ・ウォーカーが25得点、5アシスト、5リバウンドの活躍を見せ、セルティックスが140-133で勝利した。ウィザーズの八村塁は、24分15秒のプレイで、21得点、4リバウンド、2アシスト、1スティールを記録している。
試合開始から1分でオフェンシブリバウンドからのダンクを叩き込むなど、早々に活躍していた八村だが、早い段階で2ファウルを取られてしまい、わずか3分弱で交代。その後もファウルトラブルに苦しみ、なかなか安定してコートに立つことができなかった。
しかしこの日はプレイすればしっかりと結果を出し、フィールドゴール12本中9本成功、フリースロー4本中3本成功と、高確率で得点を重ねた。八村はこれに関して「アグレッシブにいくということと、自信を持っていくということを意識しています」と語った。
THE LEFTY YAM!!#RepTheDistrict | @rui_8mura pic.twitter.com/kuziDYlb2D
— Washington Wizards (@WashWizards) November 14, 2019
ハーフタイムの時点で2点差(66-68)を追っていたウィザーズだが、後半はセルティックスのペースとなり、最大16点差のリードをつけられた。しかし、この日44得点を獲得したブラッドリー・ビールと、5ファウルを抱えながらも積極的なプレイを続けた八村の活躍もあって、試合残り1分17秒で4点差まで追い上げる。
しかし残り1分6秒でウォーカーに3ポイントショットを決められ、実質それが勝負を決めるショットとなった。
ウィザーズのスコット・ブルックス・ヘッドコーチは「今後もハードにプレイすることは変わらないが、ディフェンスをもっと改善していかなければならない」とチームの課題を挙げた。
「もっと賢いプレイをする必要がある。当然、選手たちはミスをしようとしているわけではなく、正しいプレイをしようとしているのはとても好ましいことだ。できるだけ早く成長しようとしているが、まだ少し時間がかかるだろう」。
5ファウルしながらも積極性を失わなかった八村のプレイをブルックスHCは称賛しており、本人も「ファウルを気にしても仕方なかったので、アグレッシブに行こうというのは試合前から思っていました」と話した。
八村塁 ハイライト(vs セルティックス/21得点)| 2019.11.13
セルティックス(9勝1敗)はほかにジェイソン・テイタムが23得点、ジェイレン・ブラウンが22得点、カーセン・エドワーズが18得点、マーカス・スマートが17得点など、7選手が二桁得点を記録した。
一方のウィザーズ(2勝7敗)は、ビールと八村のほかに古巣との対決となったアイザイア・トーマスが18得点、7アシスト、トーマス・ブライアントが14得点、7リバウンドをマークしたものの、これで3連敗となった。