試合終盤にトンプソンが2本連続3Pを沈め、サンダーの追い上げを振り切ったウォリアーズが9連勝

YOKO B

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2月7日(日本時間2月8日)、オクラホマ州オクラホマシティのペイコム・センターで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対オクラホマシティ・サンダーの一戦は、怪我から復帰して12試合目となるクレイ・トンプソンが21得点の活躍を見せ、110-98でサンダーを下して連勝を9に伸ばした。

ウォリアーズは第1クォーターを終えて20-23とサンダーにリードを許したが、第2Qでは23本中14本のショットを成功させ、56-46と10点リードで折り返した。

第3Qに最大16点差をつけたウォリアーズは、二桁リードを維持したまま第4Qに突入。第4Q序盤には、ルーキーのジョナサン・クミンガが両手で豪快なプットバックジャムを決めてアウェイの会場をどよめかせることもあった。

ところが試合残り4分を切って、今シーズン15点差をひっくり返す逆転劇を7度も繰り広げているサンダーの猛追撃が始まる。

残り3分弱にジョシュ・ギディーによるスティールからのレイアップで、ウォリアーズは7点差に追い上げられ、さらに次のポゼッションでも再びギディーにレイアップを決められ、リードは5点に縮まった。

しかし、残り1分強の大事な場面で、トンプソンが2本続けて3ポイントショットを沈めてサンダーを引き離すことに成功。最後にカリーがもう1本3Pを決めて、サンダーの追い上げを振り切ったウォリアーズが9連勝を収めた。

ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチは試合後「クレイが2本続けて3Pを決めて、勝利を決定づけるのを見れて嬉しかった」と話している。

「彼が戻ってきてとにかく楽しいし、コートでもいい感じで、素晴らしい動きをしている。彼を試合に出せるのは楽しいよ」。

サンダーのダリアス・ベイズリーは「彼(トンプソン)はシュートがすごく得意だから、僕が手を使って守ってもあまり役に立ってはいない気がする」と試合後に振り返った。

「ただミスしてくれるのを期待するしかないっていうか。彼はあまりにもうまくて、守っている相手のことが気にならないような選手なんだ」。

この試合に勝って41勝13敗となったウォリアーズは、トンプソンが21得点、2アシスト、2リバウンドを記録したほか、カリーが18得点、10アシスト、9リバウンドで、ほぼトリプルダブルの活躍。また、ルーキーのクミンガが16得点、4アシスト、4リバウンド、アンドリュー・ウィギンズが15得点、5リバウンド記録した。

一方のサンダーは、ルーゲンツ・ドートが26得点、4リバウンド、3スティール、ベイズリーが20得点(シーズン最多タイ)、8リバウンドを記録。ギディーが16得点、11リバウンド、7アシストでダブルダブルを達成した。

ボックススコア

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。