7月18日(日本時間19日)にサンアントニオ・スパーズとトロント・ラプターズによる大型トレードが成立後、スパーズのグレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチが今回の件について語った。
スパーズは、カワイ・レナードとダニー・グリーンと交換で、ラプターズからデマー・デローザン、ヤコブ・パートル、保護条件付きの2019年ドラフト1巡目指名権を獲得。レナードの去就が噂されるようになってから約1か月、ついに同選手を含むトレードが成立した。
ポポビッチHCは、同日に会見を開き、トレードについて言及した。会見でレナードを称えたポポビッチHCだったが、前に進む時期と主張し、新選手によるチーム作りに興奮していると話した。
ポポビッチHCは「(レナードは)いつもハードワーカー。彼の成功を願っている。だが、前に進むときだ。過去のことについて話しても良いことはない。前に進むときだ」と語った。
「今は、過去を振り返ることに関心がない。デマーとヤコブを獲得できてうれしい。これからは新選手の加入についてだけ考える。過去のことについて話すつもりはない」。
ポポビッチHCは、オフシーズンに入りレナードと会い、スパーズでの今後について話し合ったという。だが、最終的にトレードがベストな選択肢と判断した。
ポポビッチHCは「我々は、コート内外のことについて頻繁に話し合った。何がベストなのかを試し、今回のトレードの話が出た。我々は、このトレードこそ選択すべき道だと感じた」と説明している。
ポポビッチHCは、レナードと球団の関係が悪化したという噂についても触れたが、同選手を称賛した。
「カワイはいつだって素晴らしいチームメイトだった。彼を中傷する記事は遺憾で、本当のことではない」。
原文:Gregg Popovich on Kawhi Leonard trade: 'It's time to move on' by Chelsea Howard/Sporting News(抄訳)