期待に応える準備万端のアーロン・ゴードン「開幕を楽しみにしている」

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オーランド・マジックのアーロン・ゴードンは、オフシーズン中に技術を磨いている。

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「練習もプレイも一生懸命にやっているから」と語ったゴードンは「中国には(Nikeの)ビジネスで行って、ほかにも仕事関連の移動が多かったから、まだきちんと休暇を取れていない。でも、オーランドは僕にとってバケーションのようなもの」と、苦笑した。

NBAキャリア6年目のゴードンは、5年目の昨季、1年目に記録した平均得点の3倍近くの数字を残したが、毎年オフシーズンには厳しい練習を自身に課している。昨季のプレイオフ進出に貢献した彼は、今年の夏も個人としてレベルアップするために努力を続けている。

ポストでのプレイに力を入れているというゴードンは「ポストでのプレイがかなり向上した。キャリアを始めた頃は、ブロックだけの選手と思われたくなかった。(ポストアップについて)考え過ぎてしまっていた自分もいた。自分にとっても、チームにとっても必要だったプレイを失ってしまっていたんだ」と話した。

昨季平均16得点、7.4リバウンド、自己最多となる3.7アシスト、フィールドゴール成功率44.9%、3ポイントショット成功率34.9%、フリースロー成功率73.1%を記録したゴードンには、ポストプレイでの伸びしろが残されている。

昨季は219回ポストアップの機会を得て114本のショットを放つも、成功率は40.4%だった。ポストアップからのアシスト数はわずか13に終わり、ターンオーバーは12回、ファウルは11回を記録した。

チームメイトのニコラ・ブーチェビッチと比較すると、その差は歴然だ。昨季はサンアントニオ・スパーズのラマーカス・オルドリッジ(1005回)、ミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズ(990回)に次いでリーグ3位となる714回ポストアップの機会を得たブーチェビッチは、320本のショットを放ち、成功率は48.1%、68アシスト(ターンオーバーは41回、ファウルは21回)というスタッツを残した。

昨季の2月から4月までに22勝9敗と大きく勝ち越してプレイオフに進出したマジックは、オフにフリーエージェントになったテレンス・ロス、ケム・バーチ、ブーチェビッチとの再契約に成功。ゴードン、エバン・フォーニエ、D.J.・オーガスティン、モー・バンバ、マーケル・フルツ、ウェス・アワンドゥ、ジョナサン・アイザックらを擁するチームは、アル・ファルーク・アミヌを加え、2019-20シーズンの躍進が期待されている。

ゴードンは「大きなシーズンが待っているし、準備はできている」と語った。

「多くの部分のレベルが高いし、安定感がチームのアドバンテージになると思う」。

「チームの全員がシーズン開幕を楽しみにしている。それに、同じコーチ(スティーブ・クリフォード・ヘッドコーチ)の下でやれるのが大きい。頼れて、信頼できるコーチの下でやれるし、システムも理解できているからね。そのおかげで、また良いシーズンを送れるはず」。

10月23日(日本時間24日)に本拠地アムウェイ・センターで行なわれる2019-20シーズン開幕戦でクリーブランド・キャバリアーズと対戦するマジックは、レギュラーシーズン13試合目までにホームで9試合を戦う。日程に恵まれ、開幕ダッシュが期待されるチームは、昨季のホームゲームで25勝16敗という戦績を残した。

ゴードンは、周囲からの期待を歓迎している理由として、チーム全員のレベルアップしたいという意欲、それから昨シーズン中に構築されたケミストリーを挙げた。

「自分たちが意識しているのは、もっと勝ちたいということ。昨年のトレーニングキャンプのときには、どういうチームになるかわからなかった。序盤は、そこまで自信を持てなかった。今は試合に勝てることがわかっているし、高いレベルにあるオーランド・マジックのバスケットボールを毎試合で見せることが大事。そうすれば、自分たちの力を証明できる」。

原文:Gordon’s Strong Work Ethic on Display Once Again This Offseason by John Denton/Magic.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ