ゴラン・ドラギッチの引退試合にドンチッチやボッシュなど新旧スター選手が集結

大西玲央 Reo Onishi

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8月24日(日本時間25日)、NBAで15シーズンをプレイしたゴラン・ドラギッチの引退試合がスロベニアのリュブリャナにて行われた。

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ドラギッチのニックネームから、『Night of the Dragon(ドラゴンの夜)』と銘打たれたこのイベントには、彼と親交の深いNBAやユーロの新旧スター選手たちが勢揃いした。

試合はドラギッチとスロベニア代表で共にプレイしたルカ・ドンチッチがそれぞれチームキャプテンとなり、チーム・ゴギ(ドラギッチ)対チーム・ルカという形式で行われた。

チームは事前にドラフト形式で決められた。

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NBAからはドンチッチの他に、ニコラ・ヨキッチ、ボグダン・ボグダノビッチ、ニコラ・ブーチェビッチ、ロビン・ロペス、ブラッコ・チャンチャー、ジョシュ・リチャードソン、ボバン・マリヤノビッチらが参加。

さらに過去にNBAでプレイしたダーク・ノビツキー、スティーブ・ナッシュ、クリス・ボッシュ、ルイス・スコラ、ウラジミール・ラドマノビッチ、ラショ・ネステロビッチ、ベノ・ウードリッヒ、ボスジャン・ナクバー、プリモシュ・ブレゼッチ、弟のゾラン・ドラギッチなどが参加した。

ノビツキーやナッシュなどすでに引退している選手もプレイし、特に肺血栓を理由に引退していたボッシュがプレイヤーとしてコートに立つのは2016年以来となり、大きな話題となった。

試合ではドラギッチの得点後にドンチッチがディープスリーを決めたり、ヨキッチがセルフアリウープを叩き込むなど、楽しそうに交流する選手たちの笑顔が印象的なものとなった。

主役はもちろんドラギッチ、彼の最後の勇姿を観に集まったファンからは大歓声が贈られた。

ゴラン・ドラギッチのNBAキャリア

2008年のNBAドラフト全体45位で指名されたドラギッチは、15シーズンに渡って通算946試合に出場している。フェニックス・サンズ(2008~2011、2012~2015)、ヒューストン・ロケッツ(2011~12)、マイアミ・ヒート(2015~2021)、トロント・ラプターズ(2021)、ブルックリン・ネッツ(2021~2022)、シカゴ・ブルズ(2022~2023)、ミルウォーキー・バックス(2023)でプレイ。

サンズでの最終シーズンには最優秀躍進選手賞(MIP)とオールNBAサードチームに選出される活躍を見せた。2017-2018シーズンにはヒートの一員としてオールスターに選出された。

  • 946試合(先発530試合)
  • 平均13.3得点
  • 平均3.0リバウンド
  • 平均4.7アシスト
  • 平均0.9スティール
  • 平均0.2ブロック
  • 平均2.2ターンオーバー
  • フィールドゴール成功率45.9%
  • 3ポイント成功率36.2%
  • フリースロー成功率76.6%

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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。