ゴールデンステイト・ウォリアーズに移籍したグレン・ロビンソン三世は、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソンと同様に、父親が元NBA選手だ。
元ドラフト全体1位指名選手、そしてオールスターだった父グレン・ロビンソンは、NBAキャリア11年で平均20得点オーバーというスタッツを残した。その血を引くロビンソン三世は、ウォリアーズにたどり着くまでに、ミネソタ・ティンバーウルブズ、フィラデルフィア・76ers、インディアナ・ペイサーズ、デトロイト・ピストンズを渡り歩いた。
出場時間にばらつきはあるものの、キャリア5年で残した36分換算のスタッツは、平均10.9得点、5.3リバウンド、1.0スティールと申し分ない。これらのアベレージは、ミシガン大時代のスタッツ(12.0得点、4.9リバウンド、1.0スティール)とほぼ変わらない。
身体能力も高く、優勝した2017年のスラムダンクコンテストでは、ペイサーズ時代にチームメイトだったポール・ジョージ、チームマスコット、ダンサー超えのリバースダンクなどを披露した。
ウォリアーズにスラムダンク王者が所属するのは、2006年、09年、10年のダンク王者ネイト・ロビンソン(2010-11シーズン)以来だ。
ハイフライングなエネルギーと同様に、ロビンソン三世は、新本拠地チェイス・センターでの1年目に守備でも貢献してくれるだろう。「ペイサーズ時代は、相手のベストプレイヤーとマッチアップした。クレイのようなディフェンダーがリハビリでチームを離れているから、ペイサーズ時代と同じ役割をこなしたい」と、本人も語っている。
ここ5シーズン続けてオールスターに選出されたトンプソンの代役は簡単な仕事ではないが、ロビンソン三世は、目の前の試練に挑もうとしている。
原文:Glenn Robinson III Bringing Hops to the Dubs by Warriors.com(抄訳)