クリーブランド・キャバリアーズのチーム力は、トレードデッドラインにロスター大改造を行なったことで劇的に変わった。
アイザイア・トーマスの放出によりビッグ3も解体された。新加入のジョージ・ヒルは、レブロン・ジェームズの形に全員が合わせる必要があると見ている。
ヒルは『ESPN』に「チームにはNBA史上最高の選手の一人がいるんだ。彼がチームのプレイのテンポを決める」と語った。
「自分たちの仕事、役割をできる限りこなさないといけない。レブロンがバットマンで、残りの僕たちはロビン。やり方を見つけないといけない」。
タロン・ルー・ヘッドコーチは、全員が各々の役割を理解していると言う。しかし、誰が2番手のスコアラーになるべきかについては、明言を避けた。
ルーHCは「レブロンがNo.1(スコアラー)。その次にくるのは、試合によって異なる」とコメント。「それはシーズン開幕後にも言った。ある試合では(ロドニー)フッドかもしれないし、違う試合ではジョージ・ヒルかもしれない。もしくは(ジョーダン)クラークソンかもしれない。ジェフ・グリーン、(カイル)コーバーかもしれない。誰にもわからないことだ。レブロンが彼らの力を引き出す。それは確かなことだ。ただ、2番手が誰になるかは毎試合で異なるかもしれない」と続けた。
キャブズは、2月8日(日本時間9日)にトーマス、チャニング・フライ、それから2018年ドラフト1巡目指名権(全体1~3位までならプロテクト対象)と交換で、ロサンゼルス・レイカーズからクラークソンとラリー・ナンスJr.を獲得した。
同日、サクラメント・キングスとユタ・ジャズとの3チーム間トレードを成立させ、ジェイ・クラウダーとデリック・ローズをジャズに放出し、その見返りとしてジャズからフッド、キングスからヒルを獲得。キングスはジャズからジョー・ジョンソン、キャブズからはイマン・シャンパートとドラフト2巡目指名権を得た。
原文:George Hill: We all have to be Robins to LeBron James's Batman by Gabrielle McMillen/Sporting News(抄訳)
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