クリーブランド・キャバリアーズのジョージ・ヒルは、5月31日(日本時間6月1日)にオラクル・アリーナで行なわれたNBAファイナル2018 第1戦での敗戦の責任を感じている。
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キャリア通算フリースロー成功率80%を記録しているヒルは、106-107で迎えた第4クォーター残り4.7秒にフリースロー2本を獲得し、1本目を決めたものの2本目を外した。もし2本目も決めていたら、キャブズは敵地で勝利を収め、ゴールデンステイト・ウォリアーズが持つホームコート・アドバンテージを無きものにできていたかもしれない。
ヒルが2本目を外した後、キャブズはJR・スミスがオフェンシブリバウンドを奪ったが、点を取りにいかずに時間を使ってしまい、試合は延長戦に突入。オーバータイムの末、ウォリアーズが124-114で勝利を収めた。
ヒルは、6月1日(同2日)にメディアに「自分がフリースローを外したから勝てなかった」と語った。
「試合後の夜は頭の整理がつかなかった。ほぼ夜通し起きていて、フリースローのシーンを繰り返し見ていた。何が悪かったのかを考え続けた。選手として、競技者として、チームを勝たせられる状況にいたのに、期待に応えられなかった。腹が立った。最悪の気分だったよ」。
「でも自分には素晴らしいチームメイトがいる。彼らは昨夜も、今朝も、『もう忘れて、次の試合に集中しよう。尾を引かないようにしよう』と言ってくれた。第1戦でのことは起こってしまったこと。勝てるチャンスを無駄にした。でも、幸いなことにファイナルは第7戦までやれるシリーズ。日曜にまた試合がある」。
第1戦は、ヒルにとって“タフな敗戦リスト”の何番目に載る試合なのだろう?
「たぶん、最もタフな試合かな」とヒルは言う。
「第1戦の結果はつらい。あらゆることが頭を巡っていて、つらいね。(ケビン・デュラントのチャージングに対する)判定が覆って、2点リードしていて、自分が終盤にフリースローを外した。この負けはつらい」。
「チームは素晴らしいプレイをしたと思う。勝てる状況に持っていったわけだからね。自分がフリースローを外したから勝てなかった。昨夜は、そのことを考えていた」。
「チームとして前に進む。チャンスを無駄にしてしまった。でも、第2戦に集中しないといけない。最悪の負けの一つに入るけれど、今は考えないようにしないといけない」。
第2戦は再びオラクル・アリーナで3日(同4日)に行なわれる。
原文:George Hill stayed up most of the night re-watching replays of missed FT, ensuing play by Bob Hille/Sporting News(抄訳)
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[特集]NBAファイナル2018: ゴールデンステイト・ウォリアーズ vs クリーブランド・キャバリアーズ