八村塁はホークス戦で19得点&ここ5試合の3P成功率85%、ウィザーズは敗戦

YOKO B

八村塁はホークス戦で19得点&ここ5試合の3P成功率85%、ウィザーズは敗戦 image

八村塁(ワシントン・ウィザーズ)

ワシントン・ウィザーズの八村塁が3月5日(現地4日)、ワシントンDCのキャピタル・ワン・アリーナで行われたアトランタ・ホークス戦で途中出場した。チームは114-117で敗戦となった。

八村は25分57秒の出場で、3ポイントショット4本中3本成功を含むフィールドゴール10本中7本成功、フリースロー2本中2本成功で19得点をあげた。二桁得点は5試合連続で今季11度目となる。そのほかにも、6リバウンド、1アシスト、1スティールをマーク。パーソナルファウルは3、ターンオーバー1で、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスは-6だった。

第1クォーター残り3分22秒、デニ・アブディヤとの交代で出場した八村は、早々に放った3Pがリングに弾かれるも、同1分2秒に左からドライブでレイアップを決めて初得点。その後も積極的にシュートし、同残り43秒にはパンプフェイクからプルアップジャンプショットを沈めた。

第2Q残り11分8秒にこの日最初の3Pを成功させた八村は、同9分9秒には再びプルアップジャンプショットを、さらに同6分9秒にはファウルを獲得してFTを2本ともきっちり決め、同5分22秒にベンチに下がった。

後半は、第3Q残り3分26秒にケイテイビアス・コールドウェル・ポープと交代して再びコートに入り、同1分40秒にトマーシュ・サトランスキーからのパスを受けて左コーナーから2本目の3Pを沈めた。続く第4Qには開始から30秒でトーマス・ブライアントのアシストでレイアップを決め、さらに同6分31秒にはコーリー・キスパートのアシストで3本目の3Pを成功させると、そのまま試合終了までプレイした。

第4Qに一時ホークスに11点差をつけられたウィザーズは、残り6秒にアブディヤの3Pで1点差まで追いつくも、トレイ・ヤングがFTを2本沈めて再びリードは3点に広がった。試合残り1秒で、入れば同点となるカイル・クーズマの3Pが外れて試合終了となった。

八村はこれで今季3Pが50本中27本成功で、成功率は54%に上昇した。さらに、ここ5試合では3P13本中11本成功で、成功率は84.6%という驚くべき数字だ。

チームメイトのダニエル・ギャホードは「僕は塁には毎回どんどん打てと言っているんだ」とこの試合を前に話していた。

「彼には相手の上を超えてシュートする能力がある。それでもフリーのときにパンプフェイクしてミッドレンジをうちに行くことがある。彼のスリーの向上はチームにとって大きいよ。僕たちのオフェンスを広げてくれることにつながるんだ。彼がペリメーターからアタックすることもできて、スリーを打つこともできることがね」。

試合後、八村のここ5試合の3P成功率が85%だと聞いたコールドウェル・ポープは「ウソだろ…マジか…」と苦笑いしたあとでこう続けている。

「彼はコーナーが好きなので、できるだけ彼にパスを出そうとしているんだ。でも彼は3Pをあまり打ちたがらないんだよ。でもフリーなことが多いし、どんどん決めているから、僕らが『もっと打て』と言うんだけど、嫌がるんだ。でも、本当に安定しているし、打つべきシュートを打って自分らしいプレイをしている。それで十分だよ」。

黒星を喫したウィザーズは、コールドウェル・ポープが28得点、5リバウンド、5アシスト、クーズマが22得点、5リバウンド、11アシスト、ブライアントが12得点、6リバウンドを記録した。

一方、2連勝となったホークスは、ディアンドレ・ハンターが26得点、2リバウンド、ヤングが25得点、4リバウンド、8アシスト、ボグダン・ボグダノビッチが17得点、6リバウンド、2アシストを記録している。

ウィザーズ(28勝34敗)は次戦、3月8日(同7日)にインデイアナ・ペイサーズをホームに迎える。一方のホークス(31勝32敗)は、9日(同8日)にデトロイト・ピストンズと敵地で対戦する。

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。