富永啓生が所属するNCAAディビジョン1のネブラスカ大学は3月4日(現地時間3日)、ラトガーズ大学と公式戦最後のホームゲームを戦う。
試合の前には『シニアナイト』と称し、カレッジ最後のホームゲームの日に卒業を控えた大学4年生(シニア)の選手たちの功績を称えるセレモニーが行われる予定で、富永もシニアの1人として参加する。
シニアナイト前日の3月3日(同2日)、チーム練習後の会見でフレッド・ホイバーグ・ヘッドコーチが富永啓生のこれまでを振り返った。
以下、ホイバーグHCの富永に関する英語でのコメントの抜粋の翻訳。
啓生の活躍はみんなの期待をはるかに超えていた
ホイバーグHC:啓生はこの3シーズン、信じられないような活躍をしてくれ、それはみんなの期待をはるかに超えていたと思う。私たちは啓生がシュートを打てることは知っていたが、彼が私たちのプログラムに与えてくれたものは、何よりもまず、彼がこのコミュニティでやってきたこと、そして彼がこの州のみんなに受け入れられたことだ。
彼はとても楽しく情熱的にプレイする。私たちは、スペースを広げてくれてシュートを打てる選手として彼を迎え入れたが、彼が私たちのプログラムにポジティブなインパクトを与えてくれるなんてことはわかっていなかった。彼は、ハスカーのユニフォームを着た選手(ネブラスカ大の選手)で史上最も愛された選手の1人になるだろう。
啓生の成長と自分で築いたチャンスを誇りに思っている
彼を見るのは本当に楽しいし、コーチするのも楽しい。彼とは多くの浮き沈みを共にしたが、どんなときも彼はずっと笑顔を絶やさないんだ。私がコーチしてきた選手の中でもお気に入りの選手の1人になるだろうね。
私は彼のここまでの成長と自分で築いたチャンスをこれ以上ないほど誇りに思っている。
(シニアナイトは)啓生との感慨深い1日になるだろうね。彼が紹介されるときの喝采を聞いたことがあるだろう。啓生がピナクル・バンク・アリーナでユニフォームを着るのはこれが最後だ。だから、多くの人にとって、私を含め、啓生にとっても、ここに来ている彼の父親にとっても、そして、この3年間このことに携わってきたすべての人たちにとっても、胸に迫るものがあるだろう。
私は啓生が大好きなんだ。彼の将来がどうなろうと、彼を追い続けるのを楽しみにしているよ。