ゴールデンステイト・ウォリアーズがまたもNBA王者となった。2連覇を達成し、過去4年で3回目となる優勝だ。
当然、今後ウォリアーズを王座から引きずり下ろすにはどうすべきかがオフシーズンの疑問となる。そしてさらに重要なのが、どういった選手の動きが、ウォリアーズのスリーピート(3連覇)達成に影響するかという点だ。
レブロン・ジェームズに注目が集まるのは自然なことだろう。契約にサインするだけで、彼は2018-19シーズンの優勝チームを決めることができるかもしれない選手だ。このオフシーズンで注目すべき5つのポイントの最初を飾るのは彼の存在である。
1. レブロン・ジェームズはどの球団とサインするのか?
こういう疑問形にしたのは、クリーブランド・キャバリアーズに残る可能性もあるからだ。その場合、彼はキャバリアーズとまたフリーエージェント契約を結ばなければならないだろう。だが、それは可能性がないことではない。しかし、彼が移籍すると決断した場合はどこに行くのだろうか。まず有利とみられるのが、若きタレントたちを擁するフィラデルフィア・76ersだ。だが、ヒューストン・ロケッツも彼を追うだろう。こちらも注目だ。
2. ポール・ジョージはオクラホマシティ・サンダーを去るのか?
ジョージは2014年にインディアナ・ペイサーズと5年契約を結んでおり、2018-19シーズンのプレイヤーオプションを手にしている。だが、誰もが彼はオプトアウトすると予想しており、その場合はどこに行くことになるだろうか。キャバリアーズでジェームズと一緒になるのか、地元に戻ってロサンゼルス・レイカーズに入団するのか。それとも、オプトアウトしない?
3. ウォリアーズを倒せるチームは出てくるのか?
ケビン・デュラントは6月7日(日本時間8日)、『ESPN』でオフシーズンにウォリアーズと再契約する予定と明かした。それを考慮したうえで、ウォリアーズと競うために、ほかのチームはロスターにどの選手を加えていくのだろうか。ロケッツがジェームズを狙うのか。レイカーズがジョージを獲得し、さらにデマーカス・カズンズのような別の選手も加えるのだろうか?
4. クリス・ポールはロケッツと再契約するのか?
ポールのおかげでロケッツがウェスタン・カンファレンス・ファイナルでウォリアーズを下すこともあり得た。だが、ポールは負傷し、ロケッツは3勝2敗から敗退している。ポールが健康なら、ロケッツはNBA制覇も可能だったかもしれない。彼が再契約した場合、ロケッツは再びウォリアーズ王朝を脅かす最大の存在となるだろうか?だが、そもそも彼は再契約するだろうか?
5. サンアントニオ・スパーズはカワイ・レナードをトレードするのか?
今季のスパーズとレナードの間には否定できない緊張があった。ドラマを好まないスパーズだが、そのシステムにおけるレナードの出来を愛している。前進するのに十分だろうか。昨年のドラフトでレナードのトレードを試みたとの噂もあったが、今年もトライするだろうか?
原文: Five NBA storylines to follow this summer by Sporting News(抄訳)