【バスケW杯】最終日の注目選手 ドイツ初優勝に貢献のシュルーダーら|FIBAワールドカップ2023

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8月25日に開幕したFIBAバスケットボールワールドカップ2023は、フィリピン、日本、インドネシアの3か国共催で9月10日まで行われた。

大会最終日となった16日目は、3位決定戦と決勝の2試合が行われた。

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決勝ではドイツがセルビアを83-77で下して初優勝を達成。3位決定戦ではオーバータイムにもつれ込む激戦の末に、ディロン・ブルックスとシェイ・ギルジャス・アレクサンダーが合計70得点をあげたカナダがアメリカを下している。

ここでは、9月10日に行われた試合のトップパフォーマーを詳しく見ていくことにしよう。


デニス・シュルーダー(ドイツ)

無敗のまま初優勝を成し遂げたドイツの原動力となったのがシュルーダーだ。スピードとチェンジ・オブ・ペースを駆使したドライブで28得点をあげ、金メダルを獲得するとともに、自身はMVPに選出された。

シュルーダーは試合終盤、冷静にセルビアのディフェンダーたちを縫いてレイアップを決め、ドイツのリードを4点として初優勝に導いている。

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フランツ・バグナー(ドイツ)

足首のケガで数試合を欠場したオーランド・マジックのフォワードだが、マニラで力強く大会を終えた。決勝ではフィールドゴール11本中4本成功、フリースロー11本中10本成功の19得点、7リバウンドを記録している。

昨季のNBAで平均18.6得点、4.3リバウンドを記録したバグナーは、マジックでの3シーズン目に向けて高く評価されている理由を示した。

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ボグダン・ボグダノビッチ(セルビア)

セルビアは決勝でドイツに77-83で敗れたが、ボグダノビッチは17得点、5アシストと、またも好パフォーマンスを披露し、堂々と大会を終えている。

ボグダノビッチは平均19.1得点、4.6リバウンド、2.1スティール、FG成功率52.6%を記録し、大会有数の活躍を残して、ベストファイブに選出された。


ディロン・ブルックス(カナダ)

ブルックスが見事な活躍で大会を締めくくった。ヒューストン・ロケッツのスイングマンは、3ポイントショット8本中7本成功とほぼ完ぺきなロングショットを披露。39得点をあげ、アメリカ戦でのカナダのスリリングな勝利に貢献した。

大会最優秀守備選手賞も受賞したブルックスは、得点のほかにも5アシスト、2ブロックを記録。試合を通じてアメリカの頭痛の種となり、カナダをワールドカップでの初メダルへと導いている。

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シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(カナダ)

今大会で真のスーパースターとしての地位を確立したギルジャス・アレクサンダーは、3位決定戦で今大会自己最高と言えるパフォーマンスを披露した。

オクラホマシティ・サンダーのガードはアメリカの守備を絶えず切り裂き、FG20本中11本成功、FT8本中8本成功で31得点をあげている。

アメリカのミラクルショットでオーバータイムに持ち込まれたが、ギルジャス・アレクサンダーはオースティン・リーブス相手のステップバック3Pを決め、ミケル・ブリッジズに尻もちをつかせるなど、オーバータイムに5得点と活躍。試合を通じて12アシスト、6リバウンドもマークした。


ミケル・ブリッジズ(アメリカ)

得点でアメリカをけん引したのは、24得点をあげたアンソニー・エドワーズ(大会ファーストチーム入り)と23得点のリーブスだった。だが、銅メダルを争う一戦でアメリカの望みをつなぎ続けたのはブリッジズだ。

ブリッジズは19得点、9リバウンド、2スティールを記録。アメリカが3点を追って迎えた第4クォーター残り4秒には、2本目のFTを意図的に失敗し、自らリバウンドを拾って、コーナーからの3Pを沈め、勝負をオーバータイムへともつれ込ませた。

最終的にアメリカは敗れたが、ブリッジズは平均13.6得点、FG成功率63.3%、3P成功率55.6%という数字で大会を終えている。

原文:World Cup Standouts, Day 16: Dennis Schroder sparks Germany(抄訳)

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