76ersで実力を発揮しつつあるジェームズ・エニス三世

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フィラデルフィア・76ersは、2月のトレードデッドラインでフレッシュなベテランを獲得した。そしてブレット・ブラウン・ヘッドコーチは、リザーブのローテーション、特にウィングの起用法に関して、透明性を保っている。

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ジョナソン・シモンズが出場する日もあれば、ジェームズ・エニス三世が起用されるケースもある。3月6日(日本時間7日)にユナイテッド・センターで行なわれたシカゴ・ブルズ戦では、エニス三世がベンチから76ersに移籍後最高となる11得点、7リバウンドを記録した。

76ersが2021年のドラフト2巡目指名権とのトレードでヒューストン・ロケッツから獲得したエニス三世は、ブルズ戦の後半に効果的なプレイを見せた。第4クォーター中盤、両チームが互いにリバウンドとブロックを奪い合った中、28歳のエニス三世はコーナーから3ポイントショットを成功させ、残り8分の時点で76ersがリードを8点(94-86)に拡大。惜しくも試合には107-108で敗れたものの、チームメイトはエニス三世のプレイを称えた。

トバイアス・ハリスが「ジェームズのプレイはすごく良かった。今もリズムを掴もうとしているところだけれど、今夜は素晴らしかった。彼にとっても良い試合だったと思う」と語れば、ジミー・バトラーも「彼は素晴らしいよ」と続いた。

「自分の役割で輝いているし、とてもハードにプレイしている。若い選手が多いチームでは、それは本当に重要なことなんだ。いつ自分の番号が呼ばれても、しっかり結果を残す準備を整えておくことがね」。

ブラウンHCがエニス三世ら新選手を指導するようになってからは4週間あまりで、プレイオフ開幕は来月に迫っている。それでもブラウンHCは、大事なのは時間ではなく、選手個人の特徴や、ロスター内で機能するコンビネーションを把握し、選手たちをより理解しようとする気持ちなのだと言う。

ブラウンHCも、ブルズ戦後にエニス三世の実力を高く評価した一人だ。

「彼は非常によかった。守備も良く、タフなショットも決めていた。誰を起用するかは、マッチアップを基準に考える。今夜は、特定の状況でジェームズの守備が機能すると考えた。本当に良いプレイをしてくれたと思う」。

エニス三世自身は、ブルズ戦後に自身のパフォーマンスに関してあまり多くを語ろうとしなかった。彼は、新たなチームメイトとのプレイに徐々に慣れ始め、チームのポストシーズンに関しても楽観視していると話した。

「チームにはオールスターが5人もいる。それに実力の高いロールプレイヤーもいる。15選手全員に、チームの勝利に貢献できるだけの力が備わっている」。

76ersは、敵地で行なわれる8日(同9日)の次戦で、ロケッツと対戦する。エニス三世は、古巣との試合について、こう述べた。

「(ロケッツでは)良い経験をさせてもらった。次の試合でもハードにプレイするし、彼らとの対戦が待ちきれない。選手が求めるものは、いつだってこういうことなんだ」。

原文:Ennis Offers Encouraging Showing by Brian Seltzer/76ers(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ