10月23日(日本時間24日)にウェルズ・ファーゴ・センターで行なわれたボストン・セルティックス対フィラデルフィア・76ersによる一戦は、ベン・シモンズが24得点、9アシスト、8リバウンドとオールラウンドに活躍し、76ersが107-93で勝利した。
イースタン・カンファレンスの強豪として競い合うことが予想される両チームによる開幕戦は、60以上のファウルが吹かれるプレイオフさながらの気迫あふれる試合となった。76ersのジョシュ・リチャードソンは「もうプレイオフのような環境だった」と話す。
「会場は試合開始から、はじける準備ができていたね」。
前半はお互い外からのショットが決まらず、重い展開となっていたものの、ベン・シモンズが積極的にインサイドを攻めながら試合を作り、徐々に流れを引き寄せ始め、76ersが49-48のリードでハーフタイムを迎えた。
第3クォーター序盤にジェイレン・ブラウンのひじを顔に受けたジョエル・エンビードが出血するアクシデントなどもあったが、76ersの勢いは止まることなく、そのまま試合を制した。エンビードは15得点、14リバウンドの活躍で試合に大きく貢献した。
76ersはほかにリチャードソンが17得点、古巣との対決となったアル・ホーフォードが16得点、トバイアス・ハリスが15得点、15リバウンドをマークした。
一方のセルティックスは、ゴードン・ヘイワードが25得点、ジェイソン・テイタムが21得点、10リバウンドと活躍したものの、移籍初戦となったケンバ・ウォーカーが18本中4本しかフィールドゴールを決められず、12得点と低調に終わったことが響いた。