夜に寝付けないことが良い方向にはたらく場合もある。
ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、ニューオーリンズ・ペリカンズとのウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第3戦に敗れた日の夜に寝られず、映画を見て過ごしていた。ケビン・デュラントは、第3戦が行なわれた日の翌朝、グリーンから励ましのメールが届いていたことに気づいた。
グリーンは118-92で勝利した5月6日(日本時間7日)の第4戦後「彼には、彼自身でいてもらわないといけないから、そう伝えた。伝えないといけなかったんだ」と語った。
「オフェンスでもディフェンスでも、彼はアグレッシブではなかった。チームにとって必要なプレイをしていなかった。自分は思ったことを言う。何か違うなと思えば、それを伝える。怒りの感情なんてなかった。自分たちは、ただ試合に勝ちたいだけなんだ」。
グリーンの気持ちを理解したデュラントは、第4戦でゲームハイの38得点を記録。ウォリアーズはシリーズ対戦成績を3勝1敗としてカンファレンス決勝進出に王手をかけている。
デュラントは、グリーンからのメールについて「手短に言うと、余計なことを考えないで、力強く、アグレッシブにプレイすべきという内容だった」と説明した。
「今日の試合では、そういうプレイをできるかぎり心がけた。第3戦でアグレッシブではなかったのは、自分でもわかっていた。チームメイトが気にかけてくれるのはありがたい。彼からそういう意見を聞けて良かった」。
ウォリアーズには豊富な武器が揃っているとはいえ、優勝まで圧倒的な強さを見せつけた昨季のプレイオフでは、デュラントの得点力がチームの勝敗に大きな影響を与えた。
グリーンは「今日の試合での彼こそ、チームに必要なんだ」と言う。
「コートのあらゆるところから得点を取りに行っていた。彼が試合を変えたんだ。それこそ、アグレッシブにプレイしているときの彼がチームに与えてくれるインパクト。自分は、そういう彼を見るのが大好きなんだ」。
原文:NBA playoffs 2018: Early-morning Draymond Green text prompts monster game from Kevin Durant by Alec Brzezinski/Sporting News(抄訳)