ドウェイン・ウェイドは口先だけでなく実際に行動する男だ。
『ESPN』のアレクサ・フィリッポウ記者が最初に報じたところによると、NBAのレジェンドでシカゴ出身のウェイドが、WNBAのシカゴ・スカイのオーナーグループに加わる予定だという。ウェイドは「『WNBAを応援してくれよ』とツイートするだけではなく、試合会場に足を運んでサポートするだけではなく、僕はそれをもう一段上のレベルでサポートしたかったんだ」と語っている。
ウェイドのチームへの出資額はまだ明らかになっておらず、正式決定にはWNBAオーナーの正式な承認が必要となる。『ESPN』によると、ウェイドは8500万ドル(約118億1500万円/1ドル=139円換算、以下同)という球団の評価額に基づいて株式を購入するとのことだ。
ウェイドは自身のインスタグラムでもこの件を認めている。
ウェイドがオーナーになるのはこれが初めてではない。彼は2021年にユタ・ジャズの株式を購入し、現在は少数株主となっている。同チームの大株主であるライアン・スミスは、2020年に前オーナーのゲイル・ミラーから同チームの過半数の株式を購入した。ウェイドとミラーはウェイドの引退後に親交を深めてきた。
ダーク・ノビツキーやトニー・パーカー、パウ・ガソル、グレッグ・ポポビッチらと並んで、この9月にバスケットボール殿堂入りを果たすウェイドにとってこれは大きな飛躍となる。
ドウェイン・ウェイドの純資産とキャリア収入
Spotracによると、マイアミ・ヒート、シカゴ・ブルズ、クリーブランド・キャバリアーズでの16年間のNBAキャリアで、ウェイドは1億9600万ドル(約2724億4千万円)を稼いだ。1シーズンで稼いだ最高額は、ブルズとの2年契約1年目だった2016-17シーズンの2320万ドル(約32億2500万円)だ。
2018-19シーズン終了後の引退時点でウェイドが稼いだとされる1億9600万ドル(約2724億4千万円)は、ザック・ランドルフとポール・ピアースの間で、NBA歴代14位に位置していた。昨シーズン終了時点では、NBA選手の最高年俸ランキングで歴代37位となっている。
コートの外では、ウェイドは『TNT』のNBA中継でアナリストとして、また『TBS』の番組 「The Cube」の司会者として活躍している。テレビ放送以外でも、Gatorade(ゲータレード), Lincoln(リンカーン), Staples(ステイプルズ)、T-Mobile(T-モバイル)と高額なスポンサー契約を結んだ。また、最近では自身のワイン・レーベルであるWade Cellers(ウェイド・セラーズ)を立ち上げた。
Celebrity Net Worthは、ウェイドの総資産を1億7000万ドル(約2363億)と推定している。
原文:Dwyane Wade net worth: New Chicago Sky owner adds WNBA to Hall of Fame profile
翻訳:YOKO B Twitter:@yoko_okc