ウォリアーズがセルティックスに52点差大敗 15分前に立てた戦略は実らず

Gilbert McGregor

坂東実藍 Miran Bando

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ゴールデンステイト・ウォリアーズが3月3日(日本時間4日)、NBAファイナル2022の再戦となったボストン・セルティックスとの一戦で、球団史上ワースト4位となる大敗を喫した。

ウォリアーズは第1クォーターで22点のビハインドを背負うと、最大56点差を許し、88-140と52点差の黒星を喫した。第1Qだけでセルティックスのジェイレン・ブラウンに3ポイントショット5本成功の19得点を許している。

試合後、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが52点差という大敗に言及し、ブラウンに対する守備の戦略について話した。

「完全な守備の戦略をしなかったと思う。ロッカールームをでる15分くらい前に決めたんだ」

グリーンは自分が「賛成」していたと述べている。

だが、ウォリアーズはブラウンに第1Qで3P9本5本成功を許し、わずか22分間の出場で29得点を決められた。セルティックスに3P49本中25本成功を許した一方で、自分たちは41本中7本成功にとどまり、後半からスターターを休ませている。

直前で戦略を立てたことについてのグリーンのコメントや、早々に白旗を上げるというスティーブ・カー・ヘッドコーチの決断は、ウォリアーズがウェスタン・カンファレンスでプレイイン・トーナメント進出を競う上で興味深い。

カーHCやウォリアーズに対して公正を期すならば、この日の試合は彼らにとって東地区でのロード4連戦の最後の試合だった。ステフィン・カリーはひざのケガを抱えながらプレイしている。この試合まで、ウォリアーズはロードで8連勝を飾っていた。

ブラウンにショットを打たせるウォリアーズの戦略は裏目に出た。セルティックスのジョー・マズーラHCは「本当に感謝しているよ」と話している。

「とにかく『ありがとう』と言って、ジェイレンを鼓舞し続けた。プレイを続けるように彼に力を与えてくれたチームメイトたちの功績でもある」

今季の3P成功率は約35%というブラウンは、ウォリアーズの戦略が「少し失礼」だったと話したうえで、それを生かせたことを喜んだ。

東地区のトップに立つセルティックスに対し、ウォリアーズは西地区10位のロサンゼルス・レイカーズと同率になった。ただ、プレイオフ進出が確定する6位とは2.5ゲーム差だ。

※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。
翻訳:坂東実藍
編集:スポーティングニュース日本版編集部

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Gilbert McGregor first joined The Sporting News in 2018 as a content producer for Global editions of NBA.com. Before covering the game, McGregor played basketball collegiately at Wake Forest, graduating with a Communication degree in 2016. McGregor began covering the NBA during the 2017-18 season and has been on hand for a number of league events.

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。