ドレイモンド・グリーンがレブロン・ジェームズの発言に反論「そっちが『スーパーチーム』を始めたんだろ」

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ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンと、クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズによる言い合いは、まだまだ終わりそうにない。

6月15日(日本時間16日)に行なわれたウォリアーズの優勝パレード後、オラクル・アリーナの外に設置されたステージに立ったグリーンは、6月12日(同13日)に行なわれたNBAファイナル2017 第5戦後にジェームズが語った内容について「『スーパーチーム』がどうとか、『自分はスーパーチームでプレイしたことがない』とか言っていたみたいだけれど、そっちが『スーパーチーム』を始めたんだろ」と語った。

ジェームズは1年目から7年目までキャブズでプレイし、2007年には球団史上初のファイナル進出に貢献(同年はサンアントニオ・スパーズに敗戦)。2009-10シーズンにはイースタン・カンファレンス首位となる61勝21敗でレギュラーシーズンを終えたが、カンファレンス準決勝でボストン・セルティックスに敗れた。そして2010年の夏、フリーエージェントとなったジェームズはマイアミ・ヒートへの移籍を決断。ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュとの強力トリオによるチームは、ヒートに7回の優勝をもたらすとまで言われた。

ヒートは、ジェームズが在籍した4年間続けてファイナルに進出し、2012年と13年に2回優勝を果たし、14年の夏、ジェームズはキャブズへの復帰を決めた。

キャブズは、2011年ドラフト全体1位指名選手のカイリー・アービング、ジェームズに加えて、ケビン・ラブをトレードで獲得し、新たな“ビッグ3”を結成。昨年のファイナルでは第4戦を終えた時点でウォリアーズが3勝1敗で王手をかけていたが、キャブズは第5戦から3連勝を飾り、NBAファイナル史上初となる1勝3敗からの大逆転優勝という形で球団初優勝を達成した。

キャブズに煮え湯を飲まされたウォリアーズは、昨年の夏、オクラホマシティ・サンダーからFAになったケビン・デュラントを獲得し、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、グリーンを軸にするチームにオールスター選手を加えることに成功。リーグ最多勝利でプレイオフに進出すると、負けなしの12連勝でウェスタン・カンファレンスを勝ち上がり、第5戦で2年ぶりの優勝を果たした。

ウォリアーズとの第5戦後、ヒート時代の『スリーキングス』とウォリアーズの『スーパーチーム』との比較について聞かれたジェームズは「自分は、これまでに『スーパーチーム』でプレイしたとは考えていない。今のチームも『スーパーチーム』だとは思っていない」と語った。

この発言を聞いたグリーンは「『自分はスーパーチームでプレイしていない』なんて、信じられない発言だね」と話している。

ジェームズとグリーンの争いは、最近の発言に関するものだけではない。

昨年の優勝後、ジェームズはウォリアーズのチーム名をモチーフに『Ultimate Warrior』(究極の戦士)というTシャツを製作し、話題を集めた。これに対抗したグリーンは、キャブズの本拠地クイックン・ローンズ・アリーナを意味する『Q』のアルファベットをモチーフにし、ラリー・オブライエン・トロフィーと『Quickie』(素早く、簡単の意)の文字が描かれたTシャツを作り、パレード中に着て優勝を喜んだ。

Tシャツについて聞かれたグリーンは「去年、彼が作った『Ultimate Warrior』Tシャツのことは忘れられない」と答えている。

「この瞬間をずっと待っていたんだよ」。

原文:Draymond Green to LeBron James: 'You started the super team, bro' by Ron Clements/Sporting News(抄訳)

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