JJ・レディックは、NBAキャリア1年目から14年続けてプレイオフに進出している。
今季所属しているニューオーリンズ・ペリカンズは、NBAが2019-20シーズンを中断する前の時点でウェスタン・カンファレンス8位のメンフィス・グリズリーズとのゲーム差を3.5に縮めていた。
レディックは個人スタッツを気にするタイプの選手ではないものの、着実に通算3ポイントショット成功数を伸ばし、今季すでに偉大な選手たちの数字を抜いたのは、あまり知られていない。
昨年の11月4日から1月22日(日本時間11月5〜1月23日)までに、レディック(通算3P成功数1860)は、デール・エリス(1719)、ぺジャ・ストヤコビッチ(1760)、ラシャード・ルイス(1787)、クレイ・トンプソン(1798)、コービー・ブライアント(1827)、チャウンシー・ビラップス(1830)を抜いて、歴代21位から14位に浮上している。
今年の2月にはレブロン・ジェームズも抜いたが、その後レディックは負傷により5試合を欠場。ジェームズは、シーズン中断前最後に行なわれた3月10日(同11日)のブルックリン・ネッツ戦で9本中4本の3Pを成功させ、レディックに並んだ。
ハムストリングを痛めていたレディックは、けがも治り、シーズン再開後に再び3Pを量産するだろう。今季1試合平均2.9本の3Pを決めているレディックなら、来季中にはJR・スミス(1929)、ジョー・ジョンソン(1978)、ダーク・ノビツキー(1982)、ジェイソン・キッド(1988)を抜けるはずだ。キッドを越えれば、歴代トップ10入りを果たすことになる。
現在35歳のレディックは、レイ・アレンが持つ歴代首位の記録(2973)に到達できなくはないだろうが、今のペースでそれを超えるには40代まで現役を続ける必要がある。1試合2.9本ペースだと、アレンを抜くには約384試合必要で、年間82試合にフル出場しても、およそ5シーズンはかかる計算だ。
原文:Did You Know That… JJ Redick is rapidly climbing the NBA career three-pointers made list? by Jim Eichenhofer/Pelicans.com(抄訳)