デビン・ブッカーとジェームズ・ハーデンが2月の月間最優秀選手に選出

YOKO B

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3月2日(日本時間3日)、NBAは2021年2月の月間最優秀選手(プレイヤーズ・オブ・ザ・マンス)に、ウェスタン・カンファレンスからフェニックス・サンズのデビン・ブッカー、イースタン・カンファレンスからブルックリン・ネッツのジェームズ・ハーデンが選出されたことを発表した。

ブッカーは、出場した15試合で平均27.9得点(FG成功率52.3%、3P成功率39.5%)、4.5アシスト、3.7リバウンドをあげてサンズの12勝3敗を牽引した。サンズの選手が選ばれたのは2010年3月のアマレ・スタウダマイアー以来のことで、ブッカーはサンズ史上14人目の月間最優秀選手となった。

一方ハーデンは、出場した13試合で平均25.6得点、10.7アシスト、8.8リバウンドを記録し、ケビン・デュラントを欠いたチームの9勝4敗という成績に貢献した。ハーデンは、1か月に最低10試合出場し、平均25.0得点、10.0アシスト以上を記録したネッツ史上初の選手となった。

月間最優秀新人はハリバートンとボール

同日、2021年2月の月間最優秀新人選手(ルーキー・オブ・ザ・マンス)には、ウェスタン・カンファレンスからサクラメント・キングスのタイリース・ハリバートン、イースタン・カンファレンスからシャーロット・ホーネッツのラメロ・ボールが選出されたことも発表された。両者は、2020年12月と2021年1月を合わせた前回の同賞にも選ばれている。

2020年ドラフト全体12位指名のハリバートンは、13試合で平均16.2得点、5.3アシスト、3.8リバウンドを記録した。また、全ルーキーの中で現在、得点で3位(13.2得点)、アシスト(5.4)で2位、フィールドゴール成功率6位(49.4%)、3P成功率2位(43.3%)、スティール(1.4)で2位、出場時間で2位(30.1分)につけている。

一方、2020年ドラフト全体3位指名のボールは、13試合で平均20.1得点、6.7アシスト、6.2リバウンドをあげ、うち8試合で20得点超をマーク。これは、ルーキーでは2019-20シーズンのザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)の9試合に次ぐ記録であり、またホーネッツのルーキー最多記録でもある。ボールはまた、1試合平均で少なくとも20.0得点、5.0アシスト、5.0リバウンド、1.5スティールを記録した5選手のうちの1人となった。過去20シーズンで、ルーキーとしてこの記録を達成したのはステフィン・カリーとボールだけである。

月間最優秀コーチはスナイダーとナッシュ

2021年2月の月間最優秀コーチ(コーチ・オブ・ザ・マンス)には、ユタ・ジャズのクイン・スナイダー・ヘッドコーチと、ブルックリンネッツのスティーブ・ナッシュ・ヘッドコーチが選ばれている。

3回目の選出となったスナイダーHCは、2月にジャズを12勝2敗に導き、チームは現在27勝8敗でリーグ首位に立っている。一方のナッシュHCは、ネッツを9勝4敗に導いたほか、球団にとって2006年以来となる8連勝を達成し、連続勝利記録を更新した。


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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。