デリック・ローズが批判に対して口を開いた。
3月10日(日本時間11日)に、ローズは自身への批判に対する気持ちを語り、ミネソタ・ティンバーウルブズで始まる新たなキャリアで自分がまだまだプレイができるのだとやる気を見せた。ローズは「これが僕の率直な意見だ」と『ESPN.com』に話している。
「僕に対してもうダメだ、もうプレイできない、もうシュートができないと言うのは構わないよ。まったく気にならない。そう感じるのであればそれはそれで構わないけど、僕はそういった批判者に認められる必要なんてない」。
「自分が何者かはわかっている、自分がどういうプレイヤーなのかはわかっている」とローズは続けた。
「お互いの意見が尊重できればそれでもう良いだろう。そう感じているよ」。
ローズは2月8日(同9日)にクリーブランド・キャバリアーズからユタ・ジャズへトレードされ、その2日後に解雇されている。それ以来ローズはどのチームにも所属していなかった。
しかし、プレイオフ出場資格取得の期限である3月1日までに解雇されていることから、新たに契約したウルブズがプレイオフに進出した場合、ローズも出場することができる。ローズは「僕は何も証明する必要なんてないと感じている」と語っている。
「自分がバスケットボールをプレイしていて幸せだと感じて、全力を尽くしたと感じれることのほうが大切なんだ。やめようと思ったときにやめるさ。いずれバスケットボール後の人生がやってくるわけだけど、それまではバスケットボールが僕にとって全てだ。他のことは考えない。ほかの選手たちのようにバスケットボール以外の活動をやっていないのは、自分にとってバスケットボールがナンバーワンだからなんだ」。
「一度にふたつのことは愛せないと思うんだ。バスケットボールのために全てを捧げてきている。引退してゲームを離れるまでは、全てを捧げるよ」。
現在29歳のローズは、今シーズンは足首の怪我などもあって16試合しかプレイしておらず、平均9.8得点、1.8リバウンド、1.6アシストという成績だ。2010-11シーズンのMVPはここ数シーズン怪我に悩まされ続けているが、まだまだプレイできることを見せたがっているようだ。
原文:Derrick Rose shuts down critics: 'I know who I am' by Sporting News / Kirstie Chiappelli(抄訳)