デリック・ローズが、大学進学のための奨学金基金を設立した。
29歳のローズは、8月1日(日本時間2日)に『The Rose Scholars』の発足を発表。『ESPN』によれば、同奨学金基金は大学授業料として40万ドル(約4400万円)以上を進呈するという。
対象となる学生は高校2年生から4年生で、地域に貢献する気持ちが強く、周りをリードできる資質を備えた学生を支援する。
ローズは、公式ウェブサイトに投稿した文章に、今回の基金設立に関する思いを綴っている。
「他者のために何ができるかを考えたとき、『The Rose Scholars』のアイディアが浮かんだ。この基金は、重要なことに携わりたいという自分の気持ち、人を助け、問題を解決したいという気持ち、自分自身を高めたいという情熱や願望が反映しているもので、将来のある素晴らしい若者を支援したい」。
「これまでに見えなかった道が目の前に現れて、自分の人生が変わる瞬間を人は認識できる。新たな道が見えることで、異なる決断を下せる。そして新たな可能性を想像できるようになる。これこそ、『The Rose Scholars』が申請者全員に対して在るべき形なんだ」。
「僕には、皆の力になる責任があると感じている。より多くのことを成し遂げ、より大きな夢を見てもらえるようにする責任があると感じている。どうもありがとう」。
ミネソタ・ティンバーウルブズに所属しているローズは、キャリア8年目まで地元シカゴに拠点を置くシカゴ・ブルズでプレイした。その後ニューヨーク・ニックス、クリーブランド・キャバリアーズにも所属した。
原文:Derrick Rose announces he’s starting scholarship program, will award over $400K in tuition money by E.Jay Zarett/Sporting News(抄訳)