ブレイザーズとの決戦に臨むナゲッツ、モンテ・モリスは「ベンチは第7戦でベストな状態に戻る」

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デンバー・ナゲッツにとって今季最大の一戦まで、24時間をきった。しかしナゲッツの選手たちは、5月11日(日本時間12日)の練習でリラックスしていた。

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ポートランド・トレイルブレイザーズとのウェスタン・カンファレンス・セミファイナルは、激闘に次ぐ激闘となっている。それでも、ペプシ・センターでの第7戦前日練習の雰囲気から、緊張感は一切感じられなかった。ナゲッツの選手たちは冗談を言い合い、コーチとフロントも談笑する姿が見られた。そんな中、誰よりも自信に満ち溢れていたのは、モンテ・モリスだ。彼は、練習の終盤にウィル・バートン、トーリー・クレッグ、ブランドン・グッドウィンと3ポイントコンテストに興じた。

モリスはコンテストに勝ったわけではなかった。ただ、自信を持って3Pを打ち続けた。これは、第7戦に向けて良い兆候と言えるかもしれない。ナゲッツのセカンドユニットは、ここ数試合で精彩を欠いていたからだ。

レギュラーシーズンではリーグトップクラスのベンチと言われたナゲッツも、カンファレンス・セミファイナルでは、ロドニー・フッドの台頭もあってブレイザーズのセカンドユニットに押されてしまっている。それでもモリスは、日曜の試合では本来の調子を取り戻せると信じている。

「第7戦では、これまでより良いパフォーマンスをしないといけない。相手のベンチよりも、うちのベンチの方が優れているよ」と、モリスは練習後『Nuggets.com』に語った。

「偏った考えではなくて、これまでの数字、シーズンを通してのプレイを見てもらえれば、相手のベンチよりもチームのベンチの方が優れていると思うんだ」。

ナゲッツのセカンドユニットは、サンアントニオ・スパーズとのファーストラウンドでフィールドゴール成功率44.7%を記録したが、カンファレンス・セミファイナルでは36.6%に数字を落としている。彼らがレギュラーシーズンをウェストの2位で終えられた要因の一つは、マイケル・マローン・ヘッドコーチが頼りにしているベンチの活躍だった。

マローンHCは「ベンチの力が必要になる。彼らの助けがあって、我々は今この場にいられる」と、練習後にコメント。また、「モンテ、マリーク(ビーズリー)、メイソン(プラムリー)、他の選手であっても、自由に、自信を持ってやってもらいたい。仮にオフェンスが上手くいかなくても、守備で貢献できる。迷ったら、アグレッシブにプレイすればいいんだ」と話すなど、セカンドユニットへの信頼は揺らいでいない。

モリスも、マローンHCの意見に頷いた。

「少し考え過ぎてしまっていた。完璧にプレイしようと思っていた。コーチは、理由があって自分たちを送り出してくれている。これまでやってきたことをやればいいんだ。自分たちのバスケットボールをしないといけない」。

セカンドユニットの中心でもあるモリスは、カンファレンス・セミファイナルでリズムに乗れていない選手の一人だ。レギュラーシーズンではFG成功率49.3%だったのが、カンファレンス・セミファイナルではFG22%と苦しんでいる。しかし、第7戦を翌日に控え、モリスは気持ちを切り替えられているようだ。

「最終的は、これはバスケットボールの試合。浮かれ過ぎてもいけないし、神経質になり過ぎてもいけない。走って、チャンスを生かす。それだけ」。

「いつ自分の番号が呼ばれても大丈夫なように、しっかりと準備するだけ。明日は、後悔を残したくはない。もしFG10本中0本でも、あるいは10本全てを決められたとしても、自分のプレイをして、全て出し尽くす」。

原文:Denver Nuggets’ Monte Morris: Bench will get back to its best in Game 7 by Alex Labidou/Nuggets.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ