日本代表に敗れたドイツ代表のデニス・シュルーダー「日本を褒めるべき」

Reo Onishi

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8月24日、さいたまスーパーアリーナにて男子バスケットボール国際試合(International Basketball Games 2019)の日本代表対ドイツ代表が行なわれ、日本が86-83で勝利した。ドイツ代表はオクラホマシティ・サンダーのデニス・シュルーダーが29分19秒の出場で4本の3ポイントショット決め、チーム最多の16得点、8リバウンド、4アシスト、3スティール、1ブロックと活躍。試合に関して「両チームとも良いプレイをしていた」と振り返る。

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「我々は第3クォーターに、エナジー溢れるプレイができてとても良かったのだが、その後オープンショットを多く外してしまった。連戦の影響もあったかとは思うが、やはりここは日本を褒めるべきだろう。日本のプレイはとても良かった」。

8月12日のスウェーデン戦を皮切りに、ドイツはハンガリー、チェコ、ポーランド、チュニジア相手に親善試合5連勝中だった。久々の敗戦にもシュルーダーは「すべての試合に勝つことはできない」と前向きに捉えている。

「競争力の高いバスケットボールをやるチームとプレイし、試合を落とすのもまた良い経験となった。むしろ親善試合すべてに勝った状態で(FIBAワールドカップの行なわれる)中国での初戦に全力を尽くそうというマインドになるのは難しかったかもしれない。だから、良い経験になったよ。ここからしっかりと立て直す」。

シュルーダーはさらに、今回のさいたまスーパーアリーナと集まった日本のファンにも言及した。さいたまスーパーアリーナは、来年開催される東京オリンピックのバスケットボール会場でもあるため、ここでプレイできたことは「とても大きかった」と語った。

「多くの人が集まっていて、全員が日本を熱心に応援していた。全得点に対する声援が大きかった。良いオリンピックになると思うから、とても楽しみにしているよ」。

今年のNBAサマーリーグでダラス・マーベリックスの一員としてプレイし、今後も海外でプレイすることに対する意識が高い日本代表の馬場雄大(Bリーグ アルバルク東京)は「経験が違う」と、そんなシュルーダーとの対戦について語った。

Isaac Bonga, Yudai Baba

「後半にかけて自分たちがリードしたら少しは変わりましたが、やはり40分間通して終始落ち着いていて、コート上にいるほかの9人の動きを把握してプレイしているように思えました。世界と戦うにはそういった落ち着きだったり、冷静な状況判断をする力っていうのが大切になってくるなと感じました」。

オフシーズン中にロサンゼルス・レイカーズからワシントン・ウィザーズにトレードされたアイザック・ボンガも、この試合で12分11秒出場し、6得点、3リバウンド、3アシストを記録。19歳、203cmの大型ガードで、シュルーダーとはまた違ったタイプの若手選手だが、馬場は「そこまで脅威には感じなかった」と言う。

「ただ、ああいうサイズの選手とは、今後も戦っていかなければならないわけですし、彼も成長すると思うので、僕も負けずに成長したいと思います」。

日本代表は、明日25日にチュニジア代表との親善試合が予定されている。ドイツ代表はここから中国へと移動し、ワールドカップ本戦1次ラウンドの初戦となる9月1日のフランス戦に向けて調整する。

ボックススコア

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