9月20日(日本時間21日)にフロリダ州オーランドのアドベントヘルス・アリーナでNBAプレイオフ ウェスタン・カンファレンス・ファイナルのデンバー・ナゲッツ対ロサンゼルス・レイカーズ第2戦が行なわれ、アンソニー・デイビスの逆転決勝ブザービーターにより、レイカーズが105-103で勝利した。レイカーズはこれでシリーズ成績を2勝0敗とした。
一時は16点のリードを手にしたレイカーズだが、ロサンゼルス・クリッパーズとのカンファレンス・セミファイナル最後の3試合で逆転勝利し、シリーズ1勝3敗からひっくり返したナゲッツの反撃に遭う。100-92の8点リードから二コラ・ヨキッチの連続9得点で逆転された。
残り20秒でヨキッチの得点を許し、102-103と1点ビハインドを背負ったレイカーズは、アレックス・カルーソの3ポイントショットが決まらず、ダニー・グリーンのショットもジャマール・マレーにブロックされる。
だが、残り2.1秒、ラジョン・ロンドのインバウンドパスからデイビスが3Pを決めて再逆転。劇的な決勝ブザービーターショットで、レイカーズがNBAファイナル進出まであと2勝とした。
レイカーズはデイビスが31得点、9リバウンド、レブロン・ジェームズが26得点、11リバウンド、グリーンとケンテイビアス・コールドウェル・ポープが各11得点を記録している。
フランク・ボーゲル・ヘッドコーチは「あれはコービー・ブライアントが決めたようなショットだ」と話した。
「AD(デイビス)が来て、ああやって飛んで、キャッチ&ショットでシーズンが懸かった最大のゲームをものにする。あれは、マンバ・ショットだ」。
レイカーズは1月にヘリコプター墜落事故で亡くなった殿堂入りのレジェンド、コービー・ブライアントが共同デザインしたブラックマンバ・ジャージーを着ていた。
デイビスは「今夜はあのジャージーだったから、よりいっそうスペシャルだよ」と話している。
ジェームズは「スペシャルな選手のスペシャルな瞬間だ。そこにいられてうれしい」と称賛した。
レイカーズは、ブザービーターの決勝点をあげたのが、球団のプレイオフ史上7人目と明かしている。ジェリー・ウェスト、エルジン・ベイラー、ロバート・オーリー、デレック・フィッシャー、ブライアント、メッタ・ワールドピース、そしてデイビスだ。
一方、2連敗となったナゲッツは、ヨキッチが30得点、6リバウンド、9アシスト、4スティール、マレーが25得点、マイケル・ポーターJr.が15得点を記録している。
ヨキッチは「素晴らしい選手は素晴らしいショットを決める。彼はそれをやってみせた。本当に良い選手だ」と、デイビスに賛辞を寄せた。
第3戦は22日(同23日 午前10時)に行なわれる。