9月11日(日本時間12日)にフロリダ州オーランドのザ・フィールドハウスでNBAプレイオフ ウェスタン・カンファレンス・セミファイナルのデンバー・ナゲッツ対ロサンゼルス・クリッパーズ第5戦が行なわれ、ナゲッツが111-105で勝利し、シリーズ成績を2勝3敗とした。
前半途中に16点のビハインドを背負ったナゲッツだが、第3クォーターにポール・ミルサップが14得点をあげるなど反撃。第4Q残り7分6秒、二コラ・ヨキッチの3ポイントショットで初めてリードを奪った。
ナゲッツは102-100と2点リードで迎えた残り1分11秒、マイケル・ポーターJr.が貴重な3Pを決めて5点差とする。この日のポーターJr.はフィールドゴール3本中1本成功。唯一沈めたショットが、重要な局面での1本だった。
クリッパーズのドック・リバース・ヘッドコーチは「彼は恐れない。そこが好きなんだ」と脱帽している。
「彼はそれを示したね」。
逃げ切ったナゲッツは、ジャマール・マレーが26得点、8リバウンド、7アシスト、ヨキッチが22得点、14リバウンド、ミルサップが17得点、モンテ・モリスが12得点を記録した。
ユタ・ジャズとのファーストラウンドで1勝3敗から逆転していたナゲッツは、ポストシーズンの「負ければ終わり」の一戦で4勝目。球団としては1994年の6勝以来となる数字だ。
クリッパーズのポール・ジョージは「彼らはシーズンが懸かる一戦としてプレイした。そういうアプローチだった」と述べた。
「彼らは飛び回って、ハードにプレイしていた。必要な得点をタイムリーにあげていった」。
一方、敗れたクリッパーズはカワイ・レナードが36得点、9リバウンド、3スティール、ジョージが26得点、6リバウンド、6アシスト、マーカス・モリスSr.が12得点、7リバウンドを記録している。
球団史上初のカンファレンス・ファイナル進出を目指すクリッパーズは、カンファレンス・セミファイナル突破が懸かる一戦で通算0勝6敗。だが、ジョージは「運転席にいるのは僕たちだ」と述べた。
「僕らが彼らを倒さなければいけなかった。でも、彼らは巻き返して勝った。第6戦だね」。
その第6戦は13日(同14日 午前2時)に行なわれる。