ウォリアーズのデマーカス・カズンズが左大腿四頭筋を断裂

NBA Japan

ウォリアーズのデマーカス・カズンズが左大腿四頭筋を断裂 image

4月16日(日本時間17日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズのデマーカス・カズンズが前日のロサンゼルス・クリッパーズとの第2戦で負傷した左大腿四頭筋のMRI検査を受け、断裂していることが発覚した。AP通信が詳細に報じている。

📺 NBAプレイオフ2019全試合配信(Rakuten TV / NBA公式視聴サービス)

ゴールデンステイト・ウォリアーズのデマーカス・カズンズが左大腿四頭筋を断裂し、離脱することが決定した。カズンズは前日のロサンゼルス・クリッパーズとのウェスタン・カンファレンス・ファーストラウンド第2戦の敗戦で負傷した。

4月16日(同17日)の朝にカズンズが受けたMRI検査で、左大腿四頭筋が断裂していることが発覚した。カズンズはすぐさまリハビリを開始し、近況は適宜アップデートされていくとウォリアーズは発表している。

スティーブ・カーHCは、15日(同16日)の第2戦を131-135で落としたあとの会見で、カズンズが長期的に離脱すると述べていた。

NBA通算9シーズン目にしてわずか2試合目となるプレイオフ戦で、第1クォーターに相手のボールをスティールしたカズンズはウォリアーズベンチ前で倒れ込み、すぐさま左大腿四頭筋を痛みのあまり抑えるしぐさを見せる。同クォーター残り8分9秒で、カズンズはロッカールームへと下がっていった。

カズンズはニューオーリンズ・ペリカンズに在籍していた昨シーズンに断裂した左アキレス腱の手術から、今年の1月に復帰したばかりだった。

15日(同16日)の試合では4分間の出場で2得点、2リバウンド、1アシストに終わった。ウォリアーズが121-104で勝利した13日(同14日)の第1戦では、21分間で9得点、9リバウンド、4アシストを記録し、ファウルアウトもしている。

ウォリアーズのセンター、ケボン・ルーニーは「彼にとって苛立たしいことなのはわかっている」と話した。

「ケガをし、頑張って復帰し、またケガをする。僕も似たようなことを経験したことがあるから、彼の気持ちはよくわかる。彼はとても強い人間だ。これまでも逆境に立ち向かってきたので、今回も戻ってくるはずだ。今は落ち込んでいるかもしれないけど、彼はタフな男だからこれまで以上の状態で戻ってくるよ」。

カズンズのケガもあって、出場時間が伸びたルーニーは19分間の出場で6本全てのショットを決め、自己最多となる19得点を記録した。カーHCは、今後のプレイオフ中はブロック能力の高いアンドリュー・ボーガットとルーニーを起用していくことが予想される。

これによって、ウォリアーズが先月ボーガットと契約したことの重要性が増したこととなる。母国オーストラリアでプレイしていたボーガットと契約した際に、カーHCは彼のことを「保険」と表現していた。ボーガットは15日(同16日)の試合では16分間の出場で9リバウンド、3得点、1ブロックを記録している。

ボーガットはウォリアーズで2015年の優勝に貢献し、翌シーズンにレギュラシーズンで82試合中73勝しながらもNBAファイナルでレブロン・ジェームズ率いるクリーブランド・キャバリアーズに第7戦で敗れたチームにも在籍していた。

2005年にドラフト全体1位指名でユタ大学からリーグ入りしたボーガットは、どんな役割であろうと受け入れる姿勢だ。カーHCは「当然(彼の)出場時間は増える」と試合後に話している。

「マッチアップによるのは今後も変わらないが、先発出場させて3~4分で交代するのを想定している」。

ステフィン・カリーも、これまでと変わらずジョーダン・ベルを含むベンチ陣がステップアップすることを期待しているようで、「これまでやってきたことと全く同じ」と語った。

「彼らはシーズン後半とプレイオフ最初の2試合で素晴らしいプレイを見せてくれている。ブギー(カズンズの愛称)のスキルとタレントレベルは高いので、少し違う形のプレイにはなるだろう」。

原文:Warriors' Cousins has torn left quadriceps by NBA.com


NBA Japan

NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ