スパーズに移籍のデマー・デローザン「自分を求めてくれて、成功を収めようとしているチームでやれる」

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7月18日(日本時間19日)にヤコブ・パートルとともにトロント・ラプターズからサンアントニオ・スパーズにトレードされたデマー・デローザンは、26日(同27日)から2日間の予定でラスベガスで開催されているアメリカ代表ミニキャンプに参加している。

キャンプ初日に代表ヘッドコーチを兼任するスパーズのグレッグ・ポポビッチHCの指導を受けたデローザンの様子を、『AP』のティム・レイノルズ記者が伝えた。

デマー・デローザンは、ラプターズからのトレードに納得していないことを言葉に表している。だが、その慰めになるものがあるとすれば、スパーズでグレッグ・ポポビッチHCの指導を受けられることだろう。

デローザンは「(ポポビッチHCの下でプレイできるのは)とても意味のあること」と言う。

「どこかで平凡な選手で終わっていた可能性だってあったわけだしね。これからは、自分を求めてくれて、成功を収めようとしているチームでやれる。これ以上のことは望めない」。

ラプターズは、デローザン、ヤコブ・パートル、2019年のドラフト1巡目指名権と交換で、スパーズからカワイ・レナードとダニー・グリーンを獲得した。今回のミニキャンプには35選手が召集されたが、ラプターズにトレードされたレナードは、欠席者の一人だ。

代表の指揮官として歩み始めたポポビッチHCにとって、今回のミニキャンプは、中国で開催される2019 FIBAワールドカップ、2020年に開催される東京五輪を戦う代表候補選手の人となりを把握する良い機会でもある。

ポポビッチHCはデローザンに指導し、2人は練習中に談笑する姿が見られた。練習初日、ポポビッチHCは参加選手とのコミュニケーションを重視。デローザン以外にも、ラッセル・ウェストブルックがフリースローを試投する際にからかい、ジェームズ・ハーデン、ケビン・デュラント、ケビン・ラブらとも言葉を交わした。

ポポビッチHCは、リポーターに「全員にそれぞれ異なるストーリーがある。皆さんと同じようにね」と語った。

「皆お互いに家族や子供がいる。バスケットボール以外の部分の人となりについて知れるのは面白い。彼らを指導する上で役に立つし、彼らにも代表でのプラグラムにおいて、より重要な役割と感じてもらえる。選手たちも、お互いにコート以外の部分に関して純粋に関心を持っている」。

リポーターは、ポポビッチHCがデローザンとの関係を構築するために時間を取ったかどうかを質問したが、同HCは今回はアメリカ代表に関する質疑にしか応じないと答えた。

デローザンはリポーターの質問に応じ、来季からカイル・ラウリーと一緒にプレイできないことが一番残念とコメント。また、スパーズのチームメイトから連絡を受けていることも明かした。

デローザンは「自分はまったく難しい人間ではない」と話している。

「バスケットボールでの勝利に関して言えば、僕たちはもう同じ方向を向いている。あとのことは何とでもなる。複雑なことなんてないよ。リーグでは長くやっているし、今の自分の立場を確立させてきた。あとのことはシンプルだよ」。

デローザンは、スパーズに完璧にフィットしているように見える。少なくとも、立ち振る舞いは『スパーズ流』だ。優れた選手であるデローザンは、言葉ではなくパフォーマンスで実力を証明するタイプで、ポポビッチHC、ティム・ダンカン、トニー・パーカー、マヌ・ジノビリ、それからレナードに近い。

デローザンは「メディアのおかげで(スパーズに)完璧にフィットするように感じられているよ。間違いなくね」と語った。

原文:DeMar DeRozan eager to work with Gregg Popovich by Tim Reynolds/The Associated Press(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ