ポートランド・トレイルブレイザーズのディアンドレ・エイトンは今オフシーズン、ミルウォーキー・バックスがデイミアン・リラードを獲得した三角トレードで、フェニックス・サンズからブレイザーズにトレードされた。
『AP』によると、ブレイザーズに加わったエイトンは、「新しい始まりだ」と話している。
「コート内外で自分がどういう選手なのかを示していく。このチームの若い選手たちが勝つ助けになりたい。彼らに勝ち方を教えていく」
エイトンはNBAドラフト2018でサンズに全体1位で指名され、2021年のプレイオフでサンズのNBAファイナル進出に貢献した。昨年夏、一度はインディアナ・ペイサーズとの契約で合意。だが、サンズがマッチしたことで残留となった。
昨季はサンズで67試合に出場(全試合先発)。平均30.4分間のプレイで18.0得点(フィールドゴール成功率58.9%、3ポイントショット成功率29.2%、フリースロー成功率76.0%)、10.0リバウンド、1.7アシスト、0.6スティール、0.8ブロックをマークしている。
プレイオフでサンズは優勝したデンバー・ナゲッツに敗れ、ウェスタン・カンファレンス・セミファイナルで敗退。エイトンは決着がついた第6戦をケガで欠場した。
APによると、エイトンは「自分を望み、自分の成功を望んでくれる球団にいる。だから、そういうメンタリティーを感じると、より大きな情熱を抱くものだ。肉体的にも現れる」と述べている。
「だから、今年はもっと闘志を出して、もっと支配していくよ」
また、APは、ブレイザーズのチャウンシー・ビラップス・ヘッドコーチが「ジョエル・エンビードにするためにディアンドレを獲得したのではない。1試合に30回ボールを託して『よし、頼んだMVP』とはしないよ。彼の役割は違う。だが、サンズ時代よりも役割が増すだろう」と話したと伝えている。
「多くの若手が理解に努めていくのと同じだ。つながりやどう連係していくか、そういったことには多くの時間がかかるんだ」