ボストン・セルティックスには、アイザイア・トーマスをクリーブランド・キャバリアーズにトレードする理由があった。
電話会見に出席したセルティックスのダニー・エインジGMは、カイリー・アービングとの大型トレードでトーマスを放出した理由として、股関節の負傷が影響した部分があったと語った。
『ESPN』によれば、セルティックスはトーマスの健康状態を懸念。今季レギュラーシーズン序盤もリハビリを続けている可能性があることを考えていたという。
エインジGMはリポーターに「今季アイザイアのスタートが遅れる可能性はある」と話した。
昨季平均28.9得点、5.9アシストを記録したトーマスは、プレイオフ中に右股関節の状態を悪化させ、5月に行なわれたキャブズとのイースタン・カンファレンス決勝第3戦から欠場した。しかし、今月初めにはジムでの練習を再開させたことを明かし、トレーニングキャンプ開始までには準備が整うと見られている。
8月22日(日本時間23日)に成立したトレードにより、キャブズはアービングとの交換でセルティックスからトーマス、ジェイ・クロウダー、アンテ・ジジッチ、ブルックリン・ネッツの2018年ドラフト1巡目指名権を獲得した。
アービングは昨季自己最多となる平均25.2得点、フィールドゴール成功率47.3%という成績を残しながらも、スーパースターのレブロン・ジェームズの影に隠れてプレイする環境から逃れるため、今夏キャブズにトレードを要求したと噂されている。そして適切な条件を提示されたキャブズは、ようやくアービングの願いを叶えた。
原文:Celtics GM Danny Ainge: Isaiah Thomas' injury was 'significant concern' by Kirstie Chiappelli/Sporting News(抄訳)