9月27日(日本時間28日)、ミルウォーキー・バックス、ポートランド・トレイルブレイザーズ、フェニックス・サンズが三角トレードを発表した。デイミアン・リラードがブレイザーズからバックスにトレードされている。
三角トレードの内容は以下のとおりだ。
バックス獲得
- デイミアン・リラード
ブレイザーズ獲得
- ドリュー・ホリデー
- ディアンドレ・エイトン
- トゥマニ・カマラ
- 2029年ドラフト1巡目指名権(バックスから)
- 2028年と2030年のドラフト指名交換権(バックスから)
サンズ獲得
- ユスフ・ヌルキッチ
- グレイソン・アレン
- ナシール・リトル
- キーオン・ジョンソン
オールNBAチーム選出7回でNBA創設75周年記念チームにも選ばれたリラードは、NBAキャリアを通じてブレイザーズでプレイしてきた。11シーズンで769試合に出場(全試合先発)。平均36.3分間のプレイで25.2得点(フィールドゴール成功率43.9%、3ポイントショット成功率37.2%、フリースロー成功率89.5%)、6.7アシスト、4.2リバウンド、1.0スティールを記録している。
リラードは11シーズンのうち7シーズンで平均25.0得点をあげており、うち2シーズンは平均30.0得点超をマーク。ブレイザーズの球団記録で、NBAでは歴代59位の通算1万9376得点をあげてきた。平均得点、3P成功(2,387)、FT成功(4,427)、FT成功率も球団記録。FG成功(6,281)、アシスト(5,151)は同2位、出場試合、平均出場時間は同3位、平均アシストは同4位、トリプルダブル達成回数(3)は同6位タイ、スティール(732)は同6位の数字だ。
昨季のリラードは58試合に先発出場し、自己最多となるリーグ3位の平均32.2得点をあげ、7.3アシスト(リーグ10位タイ)、4.8リバウンド、FG成功率46.3%、3P成功率37.1%を記録した。2月26日(同27日)のヒューストン・ロケッツ戦では、NBAで歴代8位タイとなる71得点をマークしている。1試合平均の3P成功4.2本はリーグ2位、昨季通算の3P成功244本は同5位だった。
NBAドラフト2012でブレイザーズに全体6位で指名されたリラードは、2012-2013シーズンに新人王を受賞し、オールルーキー・ファーストチームに選出。以降、オールスターとオールNBAチームに7回ずつ選ばれている。2017-2018シーズンにはオールNBAファーストチームに選出された。2018-2019シーズンにはJ・ウォルター・ケネディ市民賞、2020-2021シーズンにはトワイマン・ストークス・チームメイト賞を受賞している。
リラードは11シーズンのうち8シーズンでプレイオフに出場。2019年にはウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだ。ポストシーズンは通算61試合出場。平均40.3分間のプレイで25.7得点、6.2アシスト、4.5リバウンドを記録している。
一方、2020年11月にバックスに加入したホリデーは、ここ3シーズンで193試合に出場(先発185試合)。平均18.5得点、6.8アシスト、4.7リバウンドを記録してきた。昨季は67試合に出場(先発65試合)。平均32.6分間のプレイで19.3得点(FG成功率47.9%、3P成功率38.4%、フリースロー成功率85.9%)、7.4アシスト、5.1リバウンド、1.2スティール、0.4ブロックをマークし、自身2度目となるオールスター選出を果たしている。
NBAでの14シーズンで、ホリデーは通算906試合に出場(先発825試合)。平均33.1分間のプレイで16.4得点(FG成功率46.2%、3P成功率36.6%、FT成功率78.3%)、6.5アシスト、4.1リバウンド、1.5スティール、0.5ブロックを記録している。
エイトンは昨季、67試合に出場(全試合先発)。平均30.4分間のプレイで18.0得点(FG成功率58.9%、3P成功率29.2%、FT成功率76.0%)、10.0リバウンド、1.7アシスト、0.6スティール、0.8ブロックをマークした。
NBAドラフト2018で全体1位指名されたエイトンは、サンズでの5シーズンで通算303試合に出場(先発296試合)。平均30.6分間のプレイで16.7得点(FG成功率59.7%、3P成功率26.3%、FT成功率25.5%)、10.4リバウンド、1.6アシスト、0.7スティール、1.0ブロックを記録している。
ヌルキッチはブレイザーズでのここ7シーズンで、平均27.0分間のプレイで14.4得点(FG成功率51.3%、3P成功率29.8%、FT成功率69.3%)、9.8リバウンド、2.8アシスト、1.0スティール、1.2ブロックをマークしてきた。平均リバウンドは球団歴代4位。通算リバウンド(2,280)は同10位だ。昨季は52試合に出場し、平均26.8分間のプレイで13.3得点(FG成功率51.9%)、9.1リバウンドを記録している。
NBAドラフト2014でシカゴ・ブルズに全体16位で指名され、同日デンバー・ナゲッツにトレードされたヌルキッチは、2014-2015シーズンにオールルーキー・セカンドチームに選出。ブレイザーズとナゲッツで463試合に出場(先発382試合)し、平均24.2分間のプレイで12.3得点(FG成功率50.2%、3P成功率29.2%、FT成功率67.1%)、8.6リバウンド、2.3アシスト、1.2ブロックをマークしている。
アレンはここ2シーズンのバックスで138試合に出場(先発131試合)。平均27.4分間のプレイで10.7得点、3.3リバウンド、1.9アシストを記録している。昨季は自己最多の72試合に出場(先発70試合)。平均10.4得点(FG成功率44.0%、3P成功率39.9%、自己最高のFT成功率90.5%)、3.3リバウンド、自己最多の2.3アシストをマークした。
NBAドラフト2018でユタ・ジャズに全体21位で指名されたアレンは、NBAでの5シーズンでバックス、メンフィス・グリズリーズ、ジャズの264試合に出場。平均9.7得点(FG成功率43.5%、3P成功率39.5%、FT成功率86.1%)、、2.8リバウンド、1.7アシストを記録している。プレイオフは24試合に出場。平均8.3得点(FG成功率42.9%、3P成功率40.6%)をマークしてきた。
NBAドラフト2019で全体25位指名されたリトルは、ブレイザーズで192試合に出場(先発34試合)。平均17.1分間のプレイで6.0得点(FG成功率45.1%、3P成功率33.5%、FT成功率72.5%)、3.2リバウンド、0.8アシスト、0.4ブロックを記録している。
昨季はブレイザーズで自己最多の54試合に出場(先発4試合)。平均18.1分間のプレイで6.6得点(FG成功率44.2%、3P成功率36.7%、FT成功率71.7%)、2.6リバウンド、0.9アシストをマークした。