2月7日(日本時間8日)にキャピタルワン・アリーナで行なわれたダラス・マーベリックス対ワシントン・ウィザーズの一戦は、ブラッドリー・ビールが29得点、8アシストを記録し、ウィザーズが119-118で競り勝った。ウィザーズの八村塁は復帰2戦目で17得点、6リバウンドをマークしている。
3日(同4日)のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で約1か月半、24試合ぶりに復帰を遂げ、25分52秒のプレイで11得点、8リバウンドを記録した八村は、2試合連続でスタメンに名を連ねた。
八村は開始1分7秒、この日最初のショットとなった3ポイントショットを沈めて幸先の良いスタートを切ると、第1クォーター残り8分10秒には味方のスティールからの速攻で豪快なダンクを叩き込んだ。
第2Qも両チーム最初の得点をあげた八村は、フィールドゴール8本中6本成功の14得点、5リバウンドを記録して前半を終える。
2点ビハインドで迎えた後半立ち上がり、2本目の3Pを沈めた八村は、これがこの日最後の得点に。最終的に28分41秒の出場でFG12本中7本成功(3P4本中2本成功)、フリースロー2本中1本成功の17得点。6リバウンド、1アシスト、2スティール、2ターンオーバーを記録している。出場時間帯のチームの得失点差を示すプラスマイナスは、マイナス7だった。
八8⃣🇯🇵
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17 points & 6 rebounds!#WizMavs | @rui_8mura pic.twitter.com/hKDS18BYJn
また、八村はマーベリックスのクリスタプス・ポルジンギスをファウルトラブルに追いやった。第4Q序盤に5つ目のファウルを犯したポルジンギスは、ファウルトラブル21分16秒のプレイで11得点、9リバウンドにとどまっている。
試合はウィザーズがタイスコアで迎えた残り1.8秒にファウルを犯し、ティム・ハーダウェイJr.にFTを1本決められて117-118とリードを許す。だが残り0.2秒、ブラッドリー・ビールがレイアップを沈めて逆転し、劇的な勝利を収めた。
八村は自身も含めて全員が試合の入りからアグレッシブに戦えたとし、「最初から粘って点差を開かれないようにし、最後の最後で逆転できたので、すごく良い試合だった」と喜んだ。
スコット・ブルックス・ヘッドコーチは「2か月近く離脱して、何もなかったように活躍している。選手によってはそういうすごいことができる」と、復帰から2試合連続で二桁得点をマークした八村を称賛した。
離脱中も自宅で「一日中バスケの試合(映像)を流していた」という八村は、「どういうところでもっと活躍できるかというのを見ながらやっていたので、そういうところがよく出てきているんじゃないか」と話している。
なお、8日が22歳の誕生日となる八村だが、特別な予定はないとのこと。「今日も試合があって、翌日も試合があるので、その試合に向けてしっかり準備していきたい」と述べた。
ウィザーズ、マーベリックスに見事勝利!八村塁選手は17得点、6リバウンド、2スティールの活躍!#repthedistrict pic.twitter.com/JZDnZ0AEbs
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ウィザーズ(18勝32敗)はビールと八村のほか、ダービス・ベルターンスが20得点、8リバウンド、イシュ・スミスとジャバズ・ネイピアーが各14得点を記録している。
スコット・ブルックス・ヘッドコーチは「本当にうまく守備を読んだ。素晴らしいプレイだ。スクリーンも、フィニッシュも良かった」と、ラストプレイに賛辞を寄せた。
ウィザーズはプレイオフ出場ラインの8位オーランド・マジックに3ゲーム差。ビールは「今日の勝利は大きいね」と喜んだ。
「オールスターの中断まで、ホームで4、5試合ある。それらを最大限に生かして、プレイオフへの絵を描くことができる」。
一方、2連敗のマーベリックスは、セス・カリーが20得点、ハーダウェイJr.が19得点、ジェイレン・ブラウンが15得点を記録している。
今季2度目となる右足首の負傷で欠場しているルカ・ドンチッチについて、リック・カーライルHCは「誰かが何度かケガをすれば、トレーニングスタッフが非常に近くでチェックする」と述べた。
マーベリックスは、オールスター前最後の試合となる12日(同13日)のサクラメント・キングス戦までにドンチッチが少なくとも1試合出場できることを願っている。