ルカ・ドンチッチがトリプルダブルもマブスが連敗、クリスタプス・ポルジンギスは移籍後初のMSGでニックスのファンから厳しい出迎え

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11月14日(日本時間15日)にマディソン・スクエア・ガーデンで行なわれたダラス・マーベリックス対ニューヨーク・ニックスの一戦は、マーカス・モリスが20得点を記録し、ニックスが106-103で競り勝った。

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2015年のドラフトでニックスに全体4位で指名され、かつてはファンから最大の人気を博し、オールスターにも選出されたポルジンギスにとっては、2018年2月6日(同7日)に前十字靭帯を断裂して以来、MSGで初めての試合だった。

負傷後のリハビリ中に球団に移籍を志願し、トレードでマーベリックス入りしたポルジンギスは、ニックスのファンから「敵」として扱われた。試合前のウォームアップのためにコートに出てきた時から野次られ、国歌斉唱の間や、序盤でボールに触れるたびにそれは続いた。モリスは「リーグをいろいろ渡り歩いたけど、違うレベルだった」と話している。

当初困惑した様子のポルジンギスは、最初のフィールドゴール4本を失敗。第2クォーターに入って4分でようやく初のFGを記録した。最終的にポルジンギスは、FG17本中7本成功の20得点、11リバウンドをマークしている。

ハーフタイムにはロッカールームへ向かうトンネルを間違えかける場面もあったポルジンギスは、MSGの反応について「影響がなかったとは言わないよ」と述べた。

「もちろん、耳に入ってきた。かなり大きかったしね。でも、自分のプレイをしようと努めた。集中を保ち、コートの外で起きていることはあまり考えないようにした」。

チームとの関係悪化の理由を話してこなかったポルジンギスだけに、厳しい出迎えは理解できるとした上で、「僕らは試合に勝つために来た。それができなかったことにフラストレーションを感じる」と続けている。

マーベリックスのリック・カーライル・ヘッドコーチは「ずっと以前からここには来ている。何も驚くことはない」と述べた。

「実際にどういう反応かは関係なく、難しい雰囲気になるのは分かっていたことだ」。

3試合ぶりの白星を手にしたニックス(3勝9敗)は、モリスのほかに、ジュリアス・ランドルが17得点、10リバウンド、ミッチェル・ロビンソンが16得点、デニス・スミスJr.が13得点を記録している。

一方、2連敗となったマーベリックス(6勝5敗)は、ポルジンギスのほかにルカ・ドンチッチが33得点、10リバウンド、11アシストと今季5度目のトリプルダブル達成。ドワイト・パウエルとティム・ハーダウェイJr.が各12得点をマークした。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ