[杉浦大介コラム第77回]2017-18シーズン前半戦アウォード:(4)シックスマン賞

杉浦大介 Daisuke Sugiura

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全30チームがすでに50戦近くを消化した2017-18シーズンはすでに後半戦に入っている。今回は前半戦を振り返り、MVP、新人王、最優秀守備選手、シックスマン賞、MIP(最優秀躍進選手)を独自に選び、ここまでを振り返っていきたい。多くの印象的な瞬間が生まれている前半戦で、最も輝いたのは誰だったのか? ※データはすべて1月30日のゲーム終了時点。

前半戦 シックスマン賞

ルー・ウィリアムズ
ロサンゼルス・クリッパーズ
平均23.5得点、2.5リバウンド、5.2アシスト

チームが故障者続出ゆえに最近は先発起用されているが、最初の43戦中30戦ではベンチからの出場だった。今季の実績は文句なし。31歳にして自己最高のシーズンを過ごし、シックスマンながらオールスター候補にも挙げられていた。

1989-90シーズンにリッキー・ピアースがマークしたシックスマン賞受賞者の最多得点記録(平均23.0得点)更新も射程圏内だ。シックスマンとして記録的なシーズンを過ごすかもしれない。

ウィリアムズの受賞が阻まれるとすれば、今後もチームにケガ人が続出し、完全に先発入りした場合か。その際には、ロケッツの第二のスコアラーとして確立したエリック・ゴードンが同賞の有力候補に浮上するだろう。

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文:杉浦大介  Twitter: @daisukesugiura

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杉浦大介 Daisuke Sugiura

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東京都出身。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、MLB、NBA、ボクシングを中心に精力的に取材活動を行う。『日本経済新聞』『スポーツニッポン』『スポーツナビ』『スポルティーバ』『Number』『スポーツ・コミュニケーションズ』『スラッガー』『ダンクシュート』『ボクシングマガジン』等の多数の媒体に記事、コラムを寄稿している。