[杉浦大介コラム第59回]2016-17シーズン 6大注目ポイント:(2)連覇に向けて視界良好なキャブズ

杉浦大介 Daisuke Sugiura

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10月25日(日本時間26日)にクリーブランドで行なわれるニューヨーク・ニックスとの開幕戦で、レブロン・ジェームズに自身3つ目の優勝リングが授与される。地元チームのキャバリアーズを初の頂点に導いた証であるこのリングに、特別な意味があることは言うまでもない。そして、このレブロンとクリーブランドのサクセスストーリーが継続するかどうかが、今季のイースタン・カンファレンス最大の見どころになる。

去年の主力メンバーの大半が残留したキャバリアーズの視界は良好だ。昨プレイオフで貴重な経験を積んだカイリー・アービング、ケビン・ラブとレブロンのケミストリーはさらに研ぎ澄まされるだろう。また、トリスタン・トンプソン、J.R.・スミス、イマン・シャンパート、リチャード・ジェファーソンらのサポーティングキャストに、マイク・ダンリービーが加入して層が厚くなったのも大きい。

イーストには強力なライバルは存在せず、数人のケガ人が出ても大きな影響はないほどに彼らの総合力は頭抜けている。フルシーズンの指揮を執るのは今季が初めてとなるタロン・ルー・ヘッドコーチにとって、細かな戦術指示より、スター選手たちのプレイ時間配分が主な仕事になるかもしれない。

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文:杉浦大介  Twitter: @daisukesugiura

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東京都出身。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、MLB、NBA、ボクシングを中心に精力的に取材活動を行う。『日本経済新聞』『スポーツニッポン』『スポーツナビ』『スポルティーバ』『Number』『スポーツ・コミュニケーションズ』『スラッガー』『ダンクシュート』『ボクシングマガジン』等の多数の媒体に記事、コラムを寄稿している。