この夏ワシントン・ウィザーズに加入して、ここ数年で4チーム目のユニフォームに袖を通すことになったドワイト・ハワードは、アトランタから(2チームを経由して)やってきたワシントンを短期の勤務地にするつもりはないようだ。
そのために彼はNBAの新しい“ペース・アンド・スペース”スタイルへの適応に取り組んでいる。ハワードのトレーナーのひとりであるジャスティン・ゾルメロは、The Washington Postに対し、それこそが15年目のシーズンに臨む大男がまさに目標としていることだと話した。
「ボールハンドリングにシュート力の向上……今までの彼のプレーにはなかった部分に意識を切り替えているんだ」とゾルメロは話す。「どうやってドワイトに新しいスキルを覚えてもらうか考えながらやってきたけど、彼はわりとすぐ対応してくれるんだよ」
「彼はアンソニー・デービスやケビン・デュラントのように進化した”ドワイト・バージョン”になろうとしているんだ」
それを真剣に掘り下げてみるとすれば、次の質問はこうだ。デービスともデュラントともタイプの違うハワードにとって、”ドワイト・バージョン”とはいったいどんなものなのだろうか?
ハワードは前にもこうしてシーズンオフにハッタリをかけたことがあり、昨年は3ポイントシュートを彼のレパートリーに加えると話していた。
Hawks center Dwight Howard says he's "working hard" on his 3-point game to extend career. He's 5-of-56 from 3-point range in his career. pic.twitter.com/FzJx9BOcsJ
— Jordan Heck (@JordanHeckFF) 2017年6月6日
アトランタ・ホークスのセンター、ドワイト・ハワードはNBAでのキャリアを伸ばすために通算56本中5本しか決めたことのない3ポイントシュートを「努力している」と話す。
それも口だけに終わり、昨シーズンのシャーロット・ホーネッツでは3ポイントシュートを7本打ったうち1本だけ決め、キャリア通算では63本中6本だ。
ハワードがオールラウンドな能力を身につけて相手の守備をかき回すことも魅力的ではある。だが、現時点では、もし32歳のハワードがワシントンでNBAのキャリアを締めくくりたいのであれば、ディフェンス面でチームに安定感をもたらし、ジョン・ウォールやブラッドリー・ビールとピック・アンド・ロールで相手を脅かすことに集中したほうがいいだろう。
バックナーの記録によれば、ケガの予防になる上にスモールラインナップを相手にしてもコートに立てるよう、ハワードは体重を120キロに落として体脂肪を3.3%減らしたという。フィジカル面での努力は評価に値するが、それでもハワードがすぐにペリメーターから相手に脅威を与えるようになるとは考えにくい。なにしろ彼は、2017-18シーズンにラマーカス・アルドリッジとジョエル・エンビードに次いでリーグで3番目のポストアップ回数を誇った男である。
とはいえ、NBAではどんなことでも起こり得る。たしかに彼は昨シーズン、3ポイントシュートを1本は決めているのだから。
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原文:Dwight Howard wants to become his own version of Kevin Durant or Anthony Davis... or something
翻訳:Kaito Kato