カリーの決勝3Pでウォリアーズがサンズに勝利 ウォリアーズは勝率5割復帰

佐藤瑞紀 Mizuki Sato

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2月11日(現地時間10日)、カリフォルニア州サンフランシスコのチェイス・センターにて、フェニックス・サンズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズの試合が行われ、ウォリアーズが113-112でサンズに勝利した。

ウォリアーズは直近のアウェイ戦5連戦で4勝1敗と調子を上げていた。一方のサンズも3連勝中と波に乗っている。好調のチーム同士の対戦となった。

第1クォーターは、ウォリアーズのペースで試合が進む。ステフィン・カリーが7得点を挙げ、チーム全体としてもフィールドゴール成功率52%と高確率でショットが決まった。今日が復帰戦となったギャリー・ペイトン二世もベンチから出場し、早々にダンクを叩き込んだ。33-28とウォリアーズがリードした状態で第1Qを終えた。

第2Qに入って、カリーの3ポイントショットやペイトンのアリウープダンクなどでリードを7点に広げるも、ケビン・デュラントのアンドワンなどでサンズに反撃され、連続12失点でサンズに逆転を許した。その後、ウォリアーズも11-2のランを仕掛け、再び逆転。その後は両チーム譲らず、59-58とウォリアーズの1点リードで前半を折り返す。

第3Qは因縁のあるドレイモンド・グリーンとユスフ・ヌルキッチが互いに挑発し合う場面も見られるなど白熱し、試合は一進一退の攻防が続いた。このクォーターだけで5回の同点、10回のリードチェンジがあり、84-82と、ウォリアーズが僅かにリードして最終クォーターに入った。

第4Qも、激しい攻防が続いた。ウォリアーズが連続7得点でサンズを突き放すも、すぐさまデュラントのレイアップなどでサンズに再度逆転される展開に。その後も、ウォリアーズがカリーやブランディン・ポジェムスキーの3ポイントショットなどを含む連続9得点のランを仕掛け、102-96と試合終盤に再び逆転。しかし、サンズも粘りを見せ、残り35.6秒でブッカーにジャンプショットを許し、110-112とサンズにリードを奪われる。

その後、サンズの攻めを退き、残り3.3秒でウォリアーズのポゼッションに。ポジェムスキーのパスからカリーが3Pショット決め、残り0.7秒で逆転に成功。これが決勝点となり、113-112とウォリアーズがサンズから大きな一勝を挙げた。

これで勝率5割復帰となったウォリアーズ(25勝25敗)は、カリーが3Pショット9本を含む30得点、9リバウンド、6アシストをマーク。勝利を決めた決勝の3Pショットも決め、チームの勝利に貢献した。他にも、ジョナサン・クミンガが21得点、5リバウンド、2アシスト、グリーンが15得点、7リバウンド、9アシスト、ポジェムスキーが10得点、8リバウンド、7アシスト。今日が復帰戦となったペイトンはFG5本全て成功の11得点を記録した。これでウォリアーズは、プレイイン・トーナメント圏内の10位に浮上した。

一方のサンズ(31勝22敗)は、ブッカーが32得点、4リバウンド、6アシスト、デュラントが24得点、10リバウンド、7アシストをマークするも、チーム全体として3Pショットの成功率が32.4%と精細を欠いた。他にも、ブラッドリー・ビールが15得点、6リバウンド、5アシスト、2スティール、グレイソン・アレンが10得点、4リバウンド、2アシストを記録した。

次戦、ウォリアーズは13日(現地12日)の午前11時から、敵地デルタ・センターにてユタ・ジャズと試合を行う。サンズは14日(現地13日)の12時から、本拠地フットプリント・センターでサクラメント・キングスと対戦する。

ボックススコア

佐藤瑞紀 Mizuki Sato

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京都府生まれ、立命館大学卒。The Sporting Newsのアシスタントエディター。大学在学中は、ファッションに携わり、Levi'sやセレクトショップでスタッフとしてキャリアをスタート。大学卒業後に上京し、ファッションとカルチャーを結びつけた記事を執筆。バスケ未経験ながら、2015年にカリーのプレーに魅了され、NBA観戦が大好きになる。