レブロン・ジェームズのチームと“ショータイム・レイカーズ”を徹底比較

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レブロン・ジェームズは、イースタン・カンファレンスのプレイオフシリーズで圧倒的なパフォーマンスを披露し続け、クリーブランド・キャバリアーズを引っ張っている。

キャブズはトロント・ラプターズとのカンファレンス準決勝にスウィープ(負けなしの4連勝)で完勝し、カンファレンス決勝に進出。ジェームズ個人にとっては7年連続のカンファレンス決勝ということになる。

これと同じくらい圧倒的な強さを誇るチームが過去にも存在した。“ショータイム”という愛称で知られた1982~89年のロサンゼルス・レイカーズだ。当時のレイカーズは8年連続でウェスタン・カンファレンス決勝に勝ち進んでいる。

そこで、ジェームズが2010-11シーズンから現在までに所属したマイアミ・ヒートとキャブズ、それからレイカーズが1981-82~1988-89シーズンのプレイオフで残した戦績とを比較したい。

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カンファレンス内のプレイオフ戦績
ジェームズ:80勝20敗(勝率80%)
ショータイム:79勝21敗(勝率79%)

100試合での戦績としてはどちらも目覚ましいと言うほかない。ここ6年イーストを席巻しているジェームズが残してきた戦績は、1980年代のレイカーズがウェストで残したものと遜色ない。レイカーズが1982~89年のカンファレンス内のプレイオフシリーズ(※NBAファイナルを除く)で敗れたのはわずかに1回のみ。第7戦までもつれたのは1987-88シーズンのカンファレンス準決勝(対ユタ・ジャズ)、カンファレンス決勝(対ダラス・マーベリックス)の2度だけだった。

ファーストラウンドから準決勝までの戦績
ジェームズ:56勝9敗(勝率86.1%)
ショータイム:50勝9敗(勝率84.7%)

ジェームズが復帰した2014年以降、キャブズはファーストラウンドからの2シリーズで5回のスウィープを含む24勝2敗という成績を残している。一方のレイカーズはファーストラウンドで18勝0敗を記録。1983-84シーズンにプレイオフのフォーマットが変更されたが、当時のファーストラウンドはベスト・オブ・ファイブ(3戦先勝方式)で行なわれていた。

カンファレンス決勝での戦績
ジェームズ:24勝11敗(勝率68.6%)
ショータイム:29勝12敗(勝率70.7%)

ジェームズはヒート時代に16勝9敗、キャブズ復帰後の2年で8勝2敗という戦績をカンファレンス決勝で残している。これらの戦績にはキャブズがカンファレンス決勝進出を果たした2006-07、2008-09シーズンの戦績は含まれていない。1982~89年の前後でレイカーズがカンファレンス決勝に進出したのは1979-80と1990-91シーズン。ジェームズが所属したチームと当時のレイカーズとの大きな違いは、ジェームズは直近6年連続NBAファイナルに進出しているのに対し、レイカーズは5年連続ファイナル進出がかかっていた1985-86シーズンのカンファレンス決勝でヒューストン・ロケッツに敗退したことだ。

NBAファイナルでの戦績
ジェームズ:17勝18敗(勝率48.6%)
ショータイム:19勝21敗(勝率47.5%)

ファイナルでの戦績でもほぼ同等の数字を残している。レイカーズは1982~89年の間に7回ファイナルに進出して4回の優勝を誇っている。同期間以外では、マジック・ジョンソンが1979-80シーズンの優勝に貢献。また1990-91シーズンにもファイナルに勝ち進んだ(シカゴ・ブルズに敗退)。ジェームズが2011~16年以外でファイナルに進出したのは2006-07シーズンのみ。ここ6年では優勝3回という実績を残している。

原文:LeBron James' conference dominance on par with Magic Johnson's 'Showtime' Lakers by Bill Bender/Sporting News


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