【コラム】楽天・三木谷浩史会長が「完成度は世界ナンバーワン」と語るNBA。ジャパンゲームズは最高のエンターテインメントから学ぶ絶好の機会になる(新川諒)

Ryo Shinkawa

【コラム】楽天・三木谷浩史会長が「完成度は世界ナンバーワン」と語るNBA。ジャパンゲームズは最高のエンターテインメントから学ぶ絶好の機会になる(新川諒) image

3月5日(火)、NBAアジアのマネージングディレクターのスコット・リヴィーと楽天グループの三木谷浩史代表取締役会長兼社長が2019年10月8日と10日に16年ぶりのNBAジャパンゲームズを楽天主催で開催することを発表した。

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2002年にプロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスを新設球団として設立して以来、楽天は様々な形でスポーツに携わってきた。Jリーグのヴィッセル神戸を通じ、グループの総力を上げてサッカー界全体を盛り上げ、また、海外ではFCバルセロナ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、そしてNBAとの提携関係を昨季から築いてきた。NBAの独占的な放映・配信パートナーとしてRakuten TV(楽天TV)で試合の放送も行なってきた。

その楽天グループが、日本で開催されるトロント・ラプターズとヒューストン・ロケッツのプレシーズンゲーム2試合を主催する。バスケットボールが社会に与えるインパクトの大きさ、そして他競技と異なる色彩のエンターテインメント性を持つNBAを日本のファンに生で見てもらいたいという。

ジャンパゲームズで期待すべきことについてリヴィー氏は「ライブでリアルなNBAを体験できる機会となります。高いレベルでプレイする両チーム。そしてマスコット、ダンスチームも来日します。トロント、ヒューストン、またはどこのNBAアリーナにいても体験できる興奮を日本のファンは味わえます」。

「試合だけでなく、このようなスポーツ文化、全ての意味でのエンターテインメントを(日本に)持ってくることによって、日本のサッカー界、バスケットボール界、野球界のそれぞれが学び、若い子供たちが夢を持ってスポーツに取り組むきっかけとなれば」――三木谷浩史会長

三木谷氏も、このジャパンゲームズで披露されるエンターテインメントは日本のスポーツ界にとっても貴重な学びの機会となると語った。

「(NBAは)本当に盛り上がりがすごいです。サッカーとは全く違った盛り上がりです。試合もそうですし、派手なプレイから素晴らしいパッシングバスケットボールまで。ラップもあり、チアリーディングもあり、スポーツエンターテインメントとしての完成度はNBAが世界ナンバーワンではないですかね。試合だけでなく、このようなスポーツ文化、全ての意味でのエンターテインメントを(日本に)持ってくることによって、日本のサッカー界、バスケットボール界、野球界のそれぞれが学び、若い子供たちが夢を持ってスポーツに取り組むきっかけとなればと思います」。

ジャパンゲームズを含めて、楽天は今後NBAとどのように関わっていくのか。そこに日本スポーツ界が学べるヒントがあるのかもしれない。

「昨年からNBAの独占放送権に取り組んできました。インターネットメディアは単純にビデオを流すだけでなく、ソーシャルメディアもあります。またマーチャンダイジングを通じたeコマースなど、総合的な経験がパッケージになってより価値を高めていきます。このジャパンゲームズもそうですが、ビデオで見る、ソーシャルでシェアする。総合的なことを通じてさらに盛り上がっていくと思います。NBAと今後お互いに協力をして、総合的に日本でどう盛り上げていくかを検討している段階です」。

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NBAジャパンゲームズ2019は、日本有数の企業と世界最高峰のプロスポーツリーグのタッグが生み出す総合的なスポーツエンターテインメントになるだろう。さいたまスーパーアリーナで繰り広げられるレベルの高いバスケットボール、そしてこのジャパンゲームズを彩る様々な仕掛けは、今後さらに拡大を目指す日本のスポーツ界にとっても多くを学ぶ絶好の機会となるに違いない。


Ryo Shinkawa