クリッパーズがポール・ジョージをトレードで獲得

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7月10日(日本時間11日)、ロサンゼルス・クリッパーズがガードのシャイ・ギルジャス・アレキサンダー、フォワードのダニーロ・ガリナーリ、自前の1巡目指名権を3つ(2022、2024、2026)、マイアミ・ヒート経由の1巡目指名権を2つ(2021、2023)、2023年と2025年の指名権の交換権利をオクラホマシティ・サンダーに送り、6度のオールスター選出を誇るポール・ジョージをトレードで獲得したことを、クリッパーズのバスケットボール運営部門のローレンス・フランクが発表した。

📺 NBAサマーリーグ2019配信(Rakuten TV / NBA公式視聴サービス)

フランク代表は「ポール・ジョージはこのリーグで最も優れたツーウェイ選手(攻守で活躍できる選手)のひとりです」と語る。

「エリートスコアラーでありながら、容赦ないディフェンダーでもあり、彼の多様性はどんなチームをも上昇させることができます。彼ほどの選手を獲得できる機会があれば、何が何でも獲得するべきだと考えました。ポールはロサンゼルス出身であり、その利他的な精神と高い意欲はクリッパーズに最適です。スティーブ・バルマー(球団社長)の下で、我々は優勝できるチームを積極的に構築しており、ポールの獲得はその大きな一歩となります」。

77試合に出場した2018-19シーズンで、ポールはキャリア最多となる平均28.0得点、8.2リバウンド、4.1アシスト、2.2スティールを記録。リーグ3位となる平均4.0ディフレクション(相手のパスなどを弾いた数)を記録し、ルースボールも1試合平均で2.7本獲得しており、これはリーグ4位にランクインする。ジョージのキャリアディフェンシブ効率は101.59で、現役選手のなかで4位にランクインしている。

2010年のNBAドラフトで全体10位で指名されたジョージは、サンダーとインディアナ・ペイサーズで合計604試合に出場し、平均19.8得点、6.4リバウンド、3.3アシストを記録。29歳のジョージは、オールディフェンシブチームに4度選出されており、2013年には年間最優秀躍進選手賞(Most Improved Player)を受賞している。

ジョージはフレズノステイト大学で2シーズンをプレイし、63試合で平均15.5得点、6.7リバウンド、2.4アシストを記録した。

フランク代表は「ガロ(ガリナーリ)とシャイがこのチームにもたらしてくれた貢献に関しては、感謝しきれません」とトレードした2選手について述べている。

「両選手共、バスケットボールに対するアプローチ、練習に取り組む姿勢は真のプロフェッショナルです。ガロとシャイはチームメイトとしての基準を作ってくれました。今後の成功を願っています」。

ガリナーリは昨シーズン、クリッパーズで68試合に出場し、平均19.8得点、6.1リバウンド、2.6アシストを記録。イタリアからNBA入りを果たして以来、クリッパーズ、デンバー・ナゲッツ、ニューヨーク・ニックスで通算549試合に出場し、キャリア平均15.9得点、4.9リバウンド、2.0アシストを記録している。2008年のNBAドラフトで全体6位で指名されており、イタリアでは2004年からプロ選手としてプレイしており、2008年にはイタリアン・リーグでMVPに輝いている。

ギルジャス・アレキサンダーは2018年のNBAドラフトの全体11位指名で、クリッパーズでのルーキーシーズンでは82試合に出場し、平均10.8得点、3.3アシスト、2.8リバウンドを記録。カナダのオンタリオ州ハミルトン出身であり、2018-19シーズンのオールルーキー・セカンドチームに選出されている。ケンタッキー大学で1シーズンをプレイし、37試合で平均14.4得点、5.1アシスト、4.1リバウンドを記録。オールSECセカンドチームに選出された。

原文:LA Clippers officially acquire Paul George by NBA.com


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ