ハーデンのクリッパーズ加入が決定 76ersとのトレード発表

坂東実藍 Miran Bando

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ロサンゼルス・クリッパーズフィラデルフィア・76ersオクラホマシティ・サンダーが11月1日(日本時間2日)、ジェームズ・ハーデンを巡るトレードを発表した。

トレード内容は以下のとおりとなっている。

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クリッパーズ獲得

  • ジェームズ・ハーデン
  • PJ・タッカー
  • フィリップ・ペトゥルシェフ

76ers獲得

  • マーカス・モリスSr.
  • ニコラ・バトゥーム
  • ロバート・コビントン
  • ケニオン・マーティンJr.
  • 2026年のクリッパーズのドラフト1巡目指名権(サンダー経由)
  • 2028年のクリッパーズのドラフト1巡目指名権(保護条件なし)
  • 2029年のドラフト1巡目指名権交換権
  • 2024年と2029年のドラフト2巡目指名権
  • 金銭

サンダー獲得

  • 2027年のクリッパーズとのドラフト指名権交換権
  • 金銭

なお、76ersは取引に関連し、ダニー・グリーンをウェイブ(保有権放棄)したことも発表した。

ハーデンはサンダー、ヒューストン・ロケッツ、ブルックリン・ネッツ、76ersで通算平均24.7得点、5.6リバウンド、7.0アシスト、1.5スティールを記録。得点王に3回輝き(2018年、19年、20年)、2018年にMVPを受賞した。3シーズン超で平均20得点&5リバウンド&10アシスト超を達成しており、ラッセル・ウェストブルック、オスカー・ロバートソン、マジック・ジョンソンと並ぶリーグの4選手のひとりだ。76ersには2022年2月10日(同11日)にネッツとのトレードで加入し、2シーズンにわたって79試合に出場。平均21.0得点、6.4リバウンド、10.6アシストを記録した。

タッカーはNBAドラフト2006でトロント・ラプターズに全体35位で指名され、ラプターズ、マイアミ・ヒート、ミルウォーキー・バックス、ロケッツ、ラプターズ、フェニックス・サンズで855試合に出場(先発659試合)。平均6.8得点、5.5リバウンド、1.4アシスト、1.1スティールを記録している。昨季は76ersで78試合に出場し、平均3.5得点、4.0リバウンドをマークした。

ペトゥルシェフはNBAドラフト2021で76ersに全体50位で指名され、今オフシーズンの7月17日(同18日)に76ersと契約。今季の1試合に出場している。

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モリスSr.はロケッツ、サンズ、デトロイト・ピストンズ、ボストン・セルティックス、ニックス、クリッパーズで通算783試合に出場(先発502試合)。平均12.3得点(FG成功率43.4%、3P成功率37.6%、FT成功率77.3%)、4.5リバウンド、1.5アシストを記録している。2014-2015シーズン以降は9シーズン連続で平均二桁得点をあげており、同期間で平均10.0得点&4.0リバウンド&3P成功率33.0%超を達成した5選手のひとりだ。昨季は65試合に先発出場し、平均11.2得点、FG成功率42.6%、3P成功率36.4%を記録。2020年にニューヨーク・ニックスとのトレードで加入したクリッパーズでは、195試合に出場し、平均12.9得点、4.1リバウンド、1.6アシストをマークした。

バトゥームはNBAドラフト2008でロケッツに全体25位で指名され、当日にトレードされてから、ポートランド・トレイルブレイザーズ、シャーロット・ホーネッツ、クリッパーズでの16シーズンで996試合に出場(先発825試合)。平均10.7得点(フィールドゴール成功率43.6%、3ポイントショット成功率36.5%、フリースロー成功率83.3%)、5.0リバウンド、3.4アシストを記録している。現役選手では通算1万得点&5000リバウンド&3P成功1500本超を達成している7人のひとりだ。クリッパーズでは4シーズンで207試合に出場し、平均7.3得点、4.2リバウンド、1.8アシスト、3P成功率39.7%をマークした。

コビントンは2014年から18年まで4シーズン強在籍した76ersに復帰となる。同期間で平均12.9得点(FG成功率40.0%、3P成功率35.9%)、5.6リバウンド、1.6アシスト、1.6スティールを記録した。3P成功707本は球団2位の数字。通算ではロケッツ、76ers、ミネソタ・ティンバーウルブズ、ブレイザーズ、クリッパーズでの11シーズンで588試合に出場(先発463試合)。平均11.1得点(FG成功率40.8%、3P成功率36.2%、FT成功率81.0%)、5.6リバウンド、1.5アシスト、1.5スティールをマークしている。クリッパーズでは74試合に出場し、平均7.2得点、3.9リバウンド、1.2アシストを記録。2022年4月1日(同2日)のバックス戦で、3P11本成功の球団記録を樹立し、NBAの歴史で唯一となる43得点&3P成功11本&8リバウンド&3ブロック超を達成した。

マーティンJr.は昨季、ロケッツで全82試合に出場(先発49試合)。自己最多の平均12.7得点、FG成功率56.9%、5.5リバウンド、1.5アシストを記録した。通算ではロケッツとクリッパーズで208試合に出場し、平均10.4得点、4.8リバウンド、1.3アシストをマークしている。

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。