2月21日(日本時間22日)に敵地ステイプルズ・センターで行なわれたロサンゼルス・レイカーズ戦でヒューストン・ロケッツのクリント・カペラが1月13日以来、16試合ぶりの復帰を果たした。右手親指の靭帯損傷により約1か月コートを離れていたものの、この日はセンターとして先発出場し、12得点、11リバウンドのダブルダブルを記録。一時19点のリードを保ちながら終盤に逆転負けを喫した試合後、カペラに話を聞いた。
――久しぶりの試合だったけど、最初はリズムに乗れなかった?
そうだね。それでも、ゲームが進むにつれて試合勘を取り戻すことができたよ。
――復帰初戦でダブルダブル。ケガの影響はなかった?
身体の調子はすごくよかった。だけど、最初の数分はチームメイトとの連携があまりうまくいかなかったかな。
――前半はレイカーズのオフェンスを抑えていたけど(被FG成功率38.0%)、後半は被FG成功率54.3%と、相手に高確率でシュートを決められてしまった。ロケッツのディフェンスが崩れてしまった要因は?
後半はフリースローを多く与えてしまった(18/19)。それに、自分たちもシュートを落としすぎてしまった。
――これで、オールスターブレイクを挟んで2連敗。次はウェスタン・カンファレンス首位のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦が控えているね。
ウォリアーズ戦はとても重要な試合になる。チームとして集中力を高め、まとまらなければいけない。特に試合の終盤は今日のような展開を繰り返してはいけない。
このようにカペラは反省しきりだったものの、ロケッツのエースであるジェームズ・ハーデンは「彼(カペラ)が戻ってきて嬉しかったし、彼もすごくエキサイトしていたよ。試合の中でもいい働きをしていたから、ここから徐々にコンディションが戻ってくると思うよ」と、今後の活躍に期待を寄せていた。
この敗戦により、ロケッツはウェスタン・カンファレンス5位。強豪をひしめくウェスタンでのこの順位は、決してプレイオフが安泰と言える位置ではない。それだけに、長期欠場明けのカペラの働きがチームの命運を左右するだろう。