ブラデ・ディバッツらが2019年バスケットボール殿堂入り

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9月6日(日本時間7日)、マサチューセッツ州スプリングフィールドで2019年のネイスミス・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(以下、殿堂)式典が執り行なわれた。『AP』が式典の様子を伝えた。

今年バスケットボール殿堂入りを果たした元NBA選手は、ブラデ・ディバッツ、ボビー・ジョーンズ、シドニー・モンクリーフ、ジャック・シクマ、ポール・ウェストファル、チャールズ・クーパー、カール・ブラウンの7名で、元WNBA選手のテレサ・ウェザースプーンも殿堂入りとなった。

ユーゴスラビア出身のディバッツは、1989年にロサンゼルス・レイカーズに加わり、2004年までNBAでプレイした以外にも、ユーゴスラビア代表ではオリンピックで2度の銀メダル(1988、1996)、欧州選手権で2度の金メダル(1989、1991)、そしてFIBA世界選手権(現ワールドカップ)で2度の金メダル(1990、2002)獲得に貢献。現在はサクラメント・キングスのGMを務めている。

壇上でディバッツは、代表で元チームメイトのトニー・クーコッチらへの感謝を述べた。

「バルカンズは、ギクシャクした家族のような関係でした。我々は喧嘩もするけれど、ファミリーなのです。私にとって、バスケットボールにおいて常に大切だったことは、愛情でした」。

ボストン・セルティックスからドラフトで指名され、NBAチームから指名された史上初の黒人選手となったクーパーは、1984年に他界。故人に代わって式典に出席したチャック・クーパー三世は「NBAでの人種の壁は壊され、それからのバスケットボールは絶えず変化してきました」と語った。

2019年の殿堂入り12名は以下の通り。

北米委員会選出
ビル・フィッチ(コーチ)
ボビー・ジョーンズ(選手)
シドニー・モンクリーフ(選手)
ジャック・シクマ(選手)
ポール・ウェストファル(選手)
TENNESSEE A&I TEAMS OF 1957-59(チーム)

女子委員会選出
テレサ・ウェザースプーン(選手)

ネイスミス・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム選出
アル・アトルズ(功労者)

早期アフリカ系アメリカ人パイオニア委員会選出
チャールズ・クーパー(選手)

インターナショナル選手委員会選出
ブラデ・ディバッツ(選手)

ベテラン委員会選出
カール・ブラウン(選手)

女子ベテラン委員会選出
WAYLAND BAPTIST UNIVERSITY TEAMS OF 1948-82(チーム)

原文:Class of 2019 officially enshrined into Basketball Hall of Fame by NBA.com(抄訳)

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ