インドネシアで開催中のアジア大会(第18回アジア競技大会/Asian Games 2018)には、45の国から1万1000人以上のアスリートが出場し、金メダルを目指している。その一人が、クリーブランド・キャバリアーズに所属するジョーダン・クラークソンだ。男子バスケットボールのフィリピン代表としてプレイする。
クラークソンはフィリピンとアメリカの両国の市民権を持つ。だが、当初はアジア大会への出場を認められていなかった。国際バスケットボール連盟(FIBA)が認可した大会ではなかったからだ。だが、8月15日(日本時間16日)にNBAがFIBAとクラークソンに一度限りの特例措置を提示し、26歳のクラークソンはすぐに飛びついた。
先週のリーグ発表を受け、クラークソンはインスタグラムで「この実現に力を貸してくれたすべての人への感謝で胸がいっぱいだ」と喜んでいる。
18日にインドネシア入りしたクラークソンには、開会式でフィリピン選手団の旗手を務める機会も与えられた。21日には初の代表戦となる中国戦に臨む。フィリピンはすでに初戦でカザフスタンを96-59と下し、4チームのグループでトップに立っている。
アジア大会を戦うNBAの選手は、クラークソンだけではない。中国出身のジョウ・チー(ヒューストン・ロケッツ)とDing Yanyuhang(ダラス・マーベリックス)も出場予定だ。
キャバリアーズは来月、オハイオ州インディペンデンスでトレーニングキャンプを開始する。
ロサンゼルス・レイカーズとキャバリアーズでプレイした2017-18シーズンのクラークソンは、1試合平均13.9得点、2.7アシスト、2.7リバウンドを記録した。
原文: Clarkson to Represent Philippines in 2018 Asian Games by Cavaliers.com(抄訳)