7月29日(日本時間30日)、CJ・マッカラムはポートランド・トレイルブレイザーズと3年の延長契約を結んだ。総額1億ドル(約108億5000万円)超と報じられている。ベテランガードとブレイザーズの契約は、2023-24シーズンまでとなった。
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そのマッカラムが延長契約や、自分とチームが前進するうえでの意味、デイミアン・リラードとの関係、コンビが機能する理由、ロスター変更への考え、パウ・ガソルの加入、ハッサン・ホワイトサイドのトレード、FIBAワールドカップ出場を辞退した理由、この夏取り組んでいることなどについて話している。
新契約のことをどう思う?
この立場でいられるのは光栄だし、恵まれている。これまでのキャリア、ハードワークをしてきた証だ。球団が自分を信じ、キャリアを通じて僕を信頼して、ここまできてくれた証だよ。ここでのさらなる5年間を楽しみにしている。
自分が1億ドルの契約を結ぶようになると思っていた?
正直、思っていなかった。NBA入りを目指していただけだ。それが目標だった。それを達成してからは、できるだけ長くとどまろうとしてきた。成功への道、チームの勝利に貢献する道を模索してきた。それらをやってきたと思っている。本当にここにいられるのは恵まれているよ。それに、自分が子どものころと比べ、今のNBAは大きく変わった。僕がNBA入りしてからも大きく変わっている。感謝しているよ。この立場になれるように懸命に仕事をしてきた。仕事が報われ、結実するのは素晴らしいことだ。
昨季と比べてロスターが変わったが、今のチームをどう思う?
まだ全員と会っていないんだ。今朝、(ケント・ベイズモアと)会って少し話したけどね。素晴らしい選手たちが加わったと思う。一緒にあらゆることをやっていきたい。もちろん、シーズンのどこかで(ユスフ・ヌルキッチが)戻ってくるし、それも大きく役立つだろう。去年は彼の不在が響いたし、ことしも戻ってくるまで痛手だ。でも、新加入の選手たちも役立つと思う。失った選手たちのことも恋しくなるのは確かだけどね。
ガソルはこのチームに何を加えるか?
大きな補強だね。助けになれると思う。優勝経験があり、殿堂入りする選手だ。適切なかたちでプレイできる。もちろん、スキルがあり、パスとかいろいろできるよね。でも、僕が大事だと思うのは、彼の指導だ。ロッカールームに優勝経験者がおり、成功するために必要なものを知る人が若手の周囲にいるのだからね。
多くの選手がフリーエージェントとなり、チームを頻繁に変える傾向だが、その中で延長契約を結ぶと決めた理由は?
契約は2年残っていたけど、自分のいる状況に満足なんだ。街が大好きだし、ここで家も買った。ここで家庭を育むつもりだ。だから、そういうことすべてが要因となった。もちろん、2シーズンでFAにならないという安心が自分にもチームにもある。リラードとプレイを続けられるし、コートの上だけでなく、コミュニティーにおいて、いろいろと築く貢献も続けられる。僕にとっても、チームにとっても、道理にかなうことだったと思うんだ。だから、延長契約を結べてうれしかった。
アメリカ代表から辞退した理由は?
正直、たくさんあるんだ。負荷や移動、タイミングとかね。しばらく顔を出せていない祖母の誕生は8月10日(同11日)だし、フィアンセの祖母の誕生も14日(同15日)なんだ。シーズンへの準備を整えるのに、どう休んでいくかとか、たくさんのことがあるのさ。昨季は自分にとって最長のシーズンだったし、もちろんケガもあった。だから負荷には慎重にならなければいけない。回復の仕方とか、来季に達成しようとしていることもある。4月や5月、あるいは6月まで戦うことができるかもしれないと分かっていればなおさらだ。長期的に考えただけだよ。そして(ワールドカップに出ないことが)自分にとってベストだと感じた。取り組みたかったこともあるし、代表活動をしていたら、成し遂げたかった多くのことをできなくなる。
こういう契約を結ぶと、気持ちはどういう方向に向かうのか?
苦労したことや失敗、ここにたどり着くまでの様々な経験を思い出すと思う。それを乗り越えた時の喜びとか。僕は次のページをめくるのが好きで、どんな風にいろいろ築き続けられるかが楽しみだった。どうしたら次はさらに良い契約にできるかとか、チームのためにどうやってもっと良い選手になるかとか。僕は本当に満足することがない人間で、ハードワークし、向上への道、プレイレベルを保つための道を探す。良い報酬は素晴らしいことで、素晴らしい気分だけど、もっとやるべきことがあるんだ。その一員でありたい。今はただみんなとのこの時間を楽しみ、これからのシーズンに向けて計画を続けるのみだ。
あなたとリラードはそれぞれあと5年の契約だが、なぜ2人は機能するのか?
育ち方や育て方、優先すべきことや人として大事にしていることが理由じゃないかな。関係性があれば、より共存できるものだと思う。互いを憎しみながらでも共存できる人たちだっているけど、本当に誰かを大切にし、その人の成功を見たらうれしいという関係なら、すべてがより簡単になると思うんだ。僕らは最初からそういう関係だった。『チームメイトだから友達にならないと』みたいな、強制されたものじゃなく、本物の関係だったと思う。以前から互いに知っていたし、チームメイトになって、多くのことを一緒に築くことができた。彼も僕も大義のために喜んで犠牲を払うことができて、うまく共存できたんだろう。これからもっと良くなり続けるはずだ。
この夏に集中して取り組みたい点はあるか?
もちろん、いろいろと鍛えなきゃいけない。今のNBAがいかに変わったかを考えれば、もっと3ポイントショットやドリブルからの3Pが必要だし、シュートレンジを伸ばさないとね。リラードは50フィート(約15メートル)から打ったけど、僕はそんな遠くから打ちたくない。僕には遠すぎるからだ。でも、そういうことができるようになっていかないとね。バスケットボールが進化していく中で、自分のプレイも進化させられなければいけない。そうじゃないと、混迷の中で消えていく。僕は中距離から打ってきて、それは素晴らしいことだけど、自分がいかに良いシューターで、もっとクリエイティブに3Pを打てると自信を持たないと。試合の流れも理解しないとね。31歳の兄に言われるけど、30歳に近づくと、物事がゆっくりし始めるそうだ。バスケットボールを本当に理解できるようになり、いかに効率的にコートの一定の場所にたどり着けるかとか、試合の操り方の話だ。すべてのプレイでショットにたどり着かなきゃいけないというわけじゃない。別の選手のためのおぜん立ての仕方を理解するとかなんだ。
ホワイトサイドはあなたのようなシューターとのプレイに興奮している。
ドリブルできるシューターたちが加わったね!
ホワイトサイドはどう見ている?
うまくフィットすると思う。ハードワークしているよ。同じエージェンシーだし、数年前から知っており、マイアミの彼の家にも行ったことがある。ウチの攻撃にどうフィットし、守備でどう貢献するか、この夏を通じて話し合ってきたよ。彼にとっても楽しいだろう。新しい環境で、フレッシュなスタートだと思う。リーダーシップやケミストリー、カルチャーが違う。僕らにとって本当に良い選手となるはずだ。
原文: CJ MCCOLLUM TALKS CONTRACT EXTENSION, ADDING WHITESIDE AND GASOL, TEAM USA AND WHAT HE'S WORKING ON THIS SUMMER by Casey Holdahl/Blazers.com(抄訳)
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