10月25日(日本時間26日)、スコシアバンク・アリーナで行なわれたシカゴ・ブルズ対トロント・ラプターズの一戦は、111-108でブルズが競り勝った。ブルズは1996-97シーズン以来の開幕4連勝を飾っている。
後半に一時20点のリードを奪い、第4クォーター残り8分を切って97-86と二桁点差をつけていたブルズだが、ここから連続9得点を許し、残り4分49秒で97-95と2点差に詰め寄られた。
だが、デマー・デローザンのジャンプショットやアレックス・カルーソのフリースローで連続6得点をあげて引き離す。ラストプレイとなったフレッド・バンブリートの3ポイントショットが決まらず、ブルズが逃げ切りに成功している。
古巣との対戦だったデローザンは、第4Qだけで11得点をあげ、チーム最後の5得点のうち4得点をマークするなど、終盤の活躍でチームの勝利に貢献した。
ゲーム最多の26得点をあげたデローザンは、「正直、こういう瞬間のために生きているんだ」と喜びを表している。
「僕はこういう瞬間のために頑張っているんだよ。そういう瞬間が大好きなんだ」。
ビリー・ドノバン・ヘッドコーチは「デマーが素晴らしい仕事で締めくくってくれたのは確かだ」と、デローザンに賛辞を寄せた。
なお、同日の試合でシャーロット・ホーネッツがボストン・セルティックスに敗れたため、イースタン・カンファレンスで無敗を保っているのはブルズだけとなった。
だが、デローザンは「素晴らしいことだけど、僕たちはもっとバスケットボールをしていかなければいけない」と話している。
「次の試合に向けて前進しなければならない。僕らはこの記録で何かの勲章をもらったかのように浮かれてはいけないよ」。
ブルズはデローザンのほか、ザック・ラビーンが22得点、ニコラ・ブーチェビッチが17得点、ロンゾ・ボールが15得点を記録した。
一方、4戦3敗となったラプターズは、OG・アヌノビーが22得点、ギャリー・トレントJr.が18得点、フレッド・バンブリートが15得点、自己最多の17アシスト、新人スコッティー・バーンズが13得点、プレシャス・アチューワが11得点、11リバウンドをマークしている。
また、左ふくらはぎを痛めている渡邊雄太は今月上旬のプレシーズン戦から欠場を続けており、今季開幕後もいまだ試合に出場していない。